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海のアイヌの丸木舟——ラポロアイヌネイションの闘い
¥2,640
アイヌにとって川で捕るサケは、神の魚(カムイチェプ)であり主食(シエペ=本当の食べ物)であった。その川サケ漁を明治政府は一方的に禁じ、今日に至っている。先住権としての川サケ漁の権限を求めて丸木舟を作り、明治以来の日本の不正義に立ち向かうアイヌ民族団体の激動の日々と、先住権問題の核心を追った渾身のルポルタージュ! 〈目次より〉 はじめに プロローグ 丸木舟の出航 丸木舟での川サケ漁/新しいサケを迎える儀式/伝統舞踊 ラポロアイヌネイションとは 第一章 カムイチェプ 1 丸木舟を作る 送り出しのカムイノミ/丸木を浮かべる/受け取りのカムイノミ/丸木舟作りと川サケ漁の復活/記紀に登場する「まつろわぬひとども」「蝦夷」/アイヌの信仰/アイヌとサケ資源/北海道旧土人保護法の制定/アイヌの人口調査/浦幌アイヌ協会の設立 2 米国のサーモンピープルから学ぶ 「あなたの物語を伝えなさい」/フィッシュウォーズの勃発/先住民は環境保護運動のリーダー/漁師の誇り/ダムを撤去させた一〇〇年の闘い/ダム撤去による生活の変化 3 コタンの再生に向けて 先住権の持ち主/複数形になっている権利行使の主体/サケ捕獲権確認訴訟のための勉強会/二風谷ダム訴訟/たった二人の反乱/文化享有権とは何か/国の反論/二風谷ダム訴訟の判決/司法が認めた「アイヌは先住民族」 第二章 ウポポイvs 丸木舟 1 アイヌ新法が成立するまで 北海道ウタリ協会の陳情/「アイヌ民族に関する法律(案)」/紛糾した北海道アイヌ協会の再建総会/「アイヌ協会」から「ウタリ協会」への名称変更/法案作成のきっかけ/七〇年代前半の「ウタリ対策事業」構想/新法制定の検討と法案作成の動機/一九八四年「ウタリ問題懇話会」発足 2 先住権外し 舟にコタンコロカムイを描く/長根弘喜の意気込み/舟のひび割れ/サケ定置網漁の準備/「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」/二〇〇八年「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」設置/遺骨のDNA研究/土地・資源の「返還等ではなくて」/アイヌ施策推進法へ/ウポポイ構想の出現 3 ウポポイの開業と丸木舟の完成 ウポポイへ行ってみる/文様の揺らぎ/「仮に悲しい歴史があるとすれば」――文科相の発言/二〇二〇年七月、ウポポイ開業/「丸木舟、完成です!」/チプサンケ/丸木舟の着水/ラポロアイヌネイション誕生/ほんとにラポロでいいの? 第三章 墓標 1 アイヌ遺骨発掘の歴史 英国領事館員による幕末のアイヌ遺骨盗掘/外交問題に発展した遺骨盗掘事件/小金井良精の北海道発掘旅行/日本学術振興会の第八小委員会/児玉作左衛門の大量発掘/幕末に盗掘された遺骨を再び掘り出す/児玉作左衛門の「研究成果」/戦後も発掘を続ける/児玉コレクション 2 コタンへの返還と新たな問題の発生 再埋葬のカムイノミ/浦幌町の共同墓地への再埋葬/イチャルパ――先祖供養の儀式/闘いの始まり――海馬沢博の北大への質問状/北大の対応――ウタリ協会に限定して/「標本保存庫」としてのアイヌ納骨堂の完成/人骨台帳をめぐる小川隆吉の闘い/北大開示文書研究会の側面支援/小川・城野口らの提訴/小川・城野口に続く人々/北大との和解と「コタンの会」結成/白老の慰霊施設への遺骨集約は許さない 3 先住権の行使 遺骨返還を糸口に/浦幌アイヌ協会の意識の変化/丸木舟で初めてのサケを捕る/念願のアシリチェプノミ/サケの定置網漁/丸木舟作りという山を越えて/日本とアイヌのいびつな関係を正すラストチャンス エピローグ 新しい社会をめざして 「アイヌの美しき手仕事」展/伝統的サケ漁と訴訟のその後 関連年表/あとがき/参考文献・資料 〈著者略歴〉 青柳絵梨子(あおやぎ・えりこ) 1984年東京生まれ。大学卒業後、共同通信社に入社。大阪支社社会部、さいたま支局、東京エンタメ取材チームなどを経て、2013-2015年釧路支局、2015-2020年札幌支社に勤務(うち2年間休職してモスクワへ)。著書に、東京エンタメ取材チーム時代の新聞連載をまとめた『〈ルポ〉かわいい!――竹久夢二からキティちゃんまで』(寿郎社)がある。 四六判並製360頁 ISBN978-4-909281-53-1 C0036
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アイヌモシリ【静かな大地=北海道】に生きて――昭和十年、日高地方に生まれたある高校英語教師の自叙伝
¥2,860
〈屯田兵〉の孫として生まれ、多くのアイヌの人々が暮らす村で育ち、やがて「アイヌ共有財産裁判」の支援など、アイヌ民族の権利回復運動に全身全霊で取り組んだある元高校英語教師の「昭和(戦前・戦後)」「平成」「令和」の記録。 A5判 並製 528頁+口絵12頁 定価:本体2600円+税 ISBN978-4-909281-38-8 C00036 〔目次より〕 第1章 北海道と家族の歴史 1 アイヌ文化は残っていた 2 北海道は日本の「内国植民地」であった 3 私の祖父は屯田兵家族として北海道へ来た 第2章 幼児期から大学卒業まで 1 動物をたくさん飼う生活 2 「新冠御料牧場」のど真ん中、戦争に負けてどうなったか 3 転校して浦河高校へ 4 大学時代 第3章 教員生活 1 伸び伸びと教育活動ができた 2 新年度が始まってから、急遽の依頼で母校・浦河高校へ 3 教育の総仕上げとなった苫小牧東高校 4 札幌東商業高等学校 第4章 定年後の旅の記録 1 地球一周ピースボートの旅〈1〉 2 地球一周ピースボートの旅〈2〉 3 地球一周ピースボートの旅〈3〉 4 古道・様似山道を歩く 5 芭蕉「おくのほそ道」を辿る旅 6 知床世界遺産を歩く八〇代の三人旅 第5章 教育外の組織的活動(サークル活動) 1 札幌浦高会(同窓会) 2 NMFスキークラブ 3 ソーシャル・ダンス 4 プロジェクト・ウエペケレ 5 ピアニヤン 6 北海道を歩こう 第6章 「少数民族問題懇談会」とその他のアイヌ民族の課題 1 少数民族問題懇談会、旗揚げ 2 先住民族問題と教育 3 アイヌ民族に関する法律(案) 4 「アイヌ民族に関する法律」(アイヌ新法)に関する要望書 5 アイヌ民族の復権運動と差別表現を考える 6 アイヌ民族の歴史と実態を東北に求めて 7 外部講師の依頼で、アイヌ民族を語った 8 作文「差別」 竹内公久枝 第7章 「アイヌ民族共有財産裁判」 1 共有財産返還問題の本質と経過 2 アイヌ民族共有財産の発生と歴史的経過 3 地裁・高裁での取り組みと判決の特徴、課題は何か 第8章 身辺雑記 1 自宅の新築について 2 野菜・果樹を育てて 3 スクラップブック 第9章 英語の教育実践 1 3分間スピーチの実践 2 高校1年で、何をどう教えているか 3 竹内公久枝さんの作文「差別」を英文にして 4 戦争体験の聞き取り調査を英文にして 5 北海道での人権教育 6 アンネ・フランクの実践 7 英語スピーチコンテスト 〔著者略歴〕 大脇徳芳(おおわき・のりよし) 1935年(昭和10年)、北海道沙流郡平取村に生まれる。 新冠村・元神部小学校、新冠小学校をへて新冠中学校卒業。 静内町・静内高校をへて浦河町・浦河高校卒業。 1955年、北海道学芸大学函館分校1類中学コース文科入学。 57年、北海道学芸大学札幌分校1類中学コース文科(英語科)転入。59年卒業。 様似中学校、浦河高校、苫小牧東高校、札幌東商業高校の英語科教師を務め、96年、定年退職。その間、「少数民族問題懇談会」を立ち上げ、会長としてアイヌ民族の権利回復運動や「アイヌ共有財産裁判」の支援活動などに携わる。 現在、「少数民族懇談会」顧問、「札幌浦高会」顧問、「プロジェクト・ウエペケレ」メンバー。著書に『ポロ リムセ――少数民族懇談会23年の歩み』(アイワード)。 札幌市在住。
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北海道大学もうひとつのキャンパスマップ――隠された風景を見る、消された声を聞く
¥1,760
北大ACMプロジェクト編 四六判 208頁 並製 ISBN 9784909281159 C0026 発売日 2019年6月 【内容】 ※ポプラ並木やクラーク博士は載ってません アイヌコタン、植民地主義、軍事研究…… 札幌のド真ん中に位置する“観光名所"北海道大学札幌キャンパスには、大学が積極的に語ろうとしない〈歴史〉がある―― 有志教員と学生が外部の研究者にも協力を仰いで完成させた、北大の知られざるもうひとつの歴史ガイド。 「開拓150年」「ウポポイ開設」「オリンピック招致」に湧く今こそ身につけておきたい、これからの北海道を考えるうえで重要な視点の詰まった一冊。 【目次】 【Iかつての風景を想像してみる】 あるアイヌ遺骨のふるさと……小田博志 コトニ・コタンと琴似又市氏……谷本晃久 恵迪寮の地下に眠る農耕集落……高瀬克範 植物園の竪穴住居跡……高瀬克範 アイヌ音楽に影響を受けた伊福部昭……前川公美夫 【II北大の植民地主義を考える】 1015人が眠るアイヌ納骨堂……植木哲也 佐藤昌介の植民学講座……番匠健一 林善茂によるアイヌ差別講義事件……植木哲也 「国際社会」における新渡戸稲造……小山田伸明 新渡戸稲造と植民地台湾の農民……張易臻 古河講堂と足尾銅山鉱毒事件……小田博志 古河講堂「旧標本庫」人骨放置事件……井上勝生 開拓使仮学校と東京イチャルパ……関口由彦 【III北大と戦争の関わりを知る】 大本営門標と行在所門標……阿知良洋平 スパイに仕立て上げられた北大生と英語教師……立木ちはや 北大工学部の軍事研究……山形定 軍事研究に関する議論を巻き起こした中谷宇吉郎……笹岡正俊 憲法裁判と学生に向き合った深瀬忠一……前田輪音 【Ⅳ大学と学問のあり方を問う】 森林科初代教授・新島善直の足跡……小池孝良 演研青テント撤去事件――大学の土地・施設利用をめぐる闘い……桃井希生 北大初の女子トイレの設置を求めて……下郷沙季 大学を開く――アイヌ学/和人学をめざして……モコットゥナㇱ 先住民と大学の関係を考える――カナダの事例から……近藤祉秋
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アイヌの法的地位と国の不正義
¥2,310
市川守弘 四六判 228頁 並製 ISBN 9784909281142 C0032 発売日 2019年4月 〈アイヌ遺骨返還訴訟〉の弁護人である著者が、近世以降のアイヌと日本国の関係を問い直し、アメリカで19世紀前半に確立した〈インディアン法〉と比較しながら〈アイヌ先住権〉の確立を訴えた、初の法学的アイヌ研究の書。 【主な内容】 ●序章 アイヌ遺骨の返還から〈アイヌ法〉の確立へ 遺骨返還拒否の理由は何か/アイヌの人たちの主張/裁判所による和解勧告とその影響 ●第1章 先住民族の権利に関する国際連合宣言 先住民族の権利に関する国際連合宣言/国際条約と国内法の整備/勝利は勝ち取るもの ●第2章 歴史から見たアイヌの法的地位 アイヌはどのように見られてきたか/江戸時代におけるアイヌ法的立場 ●第3章 明治政府によるコタンへの侵略 国際法を無視した明治政府/生活・文化面での明治政府の新しい法制度 ●第4章 〈アメリカインディアン法〉から学ぶこと アメリカ合衆国とインディアンの歴史/インディアントライブは主権を有する集団 ●第5章 憲法と先住権、先住権の主体としてのコタン 憲法と先住権/コタンは存在するのか――現代におけるコタンの考え方 ●第6章 北海道旧土人保護法の廃止と日本国の向かう先 北海道旧土人保護法とドーズ法の異同/文化振興法とは何であったのか/日本の向かう先
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フチの伝えるこころ
¥2,750
計良智子 B5判 208頁 並製 ISBN 9784909281135 C0039 発売日 2018年12月 1995年の名著『アイヌの四季』をアイヌ民族文化財団の助成を得て、英訳ページを付け、復刊しました。フチ(アイヌ語で尊敬すべきおばあさんの意)との暮らしのなかで著者が教わった、アイヌのこころや生活の知恵を紹介しています。 オハウやチタタプといったアイヌ料理のレシピも多数掲載されています! 右から開くと日本語版、左から開くと英語版という作りになっています。
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反ヘイト・反新自由主義の批評精神
¥2,200
岡和田晃 四六判 434頁 並製 ISBN 9784909281128 C0095 発売日 2018年8月 アイヌ民族・沖縄・原発などをめぐってSNSで欺瞞がはびこり、「極右」「オタク(萌え)」「スピリチュアル」など言説がもてはやされるなかで、気鋭の文芸批評家が放った渾身の〈一矢〉。 文学界・思想界からの反響・反発が必至の〈禁断〉の文芸評論集です。
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近現代アイヌ文学史論〈近代編〉
¥3,190
須田茂 四六判 524頁 並製 ISBN 9784909281029 C0095 発売日 2018年4月 アイヌ民族によって書かれた文学(小説・評論・詩歌)のすべてを論じた日本初のアイヌ文学通史――その上巻「近代編」がついに完成。 刺激的な内容と五〇〇ページを越えるボリュームで日本文壇と学会、読書界に波紋を呼ぶこと必至の大著! 〈正誤表〉 『近現代アイヌ文学史論〈近代編〉』の文中に誤りがありました。お詫びして下記の通り訂正いたします。(著者 須田茂) ●25頁7~11行目 誤 北海道アイヌ協会は、「北海道ウタリ協会」であった一九八〇年から自らアイヌ史編纂に着手し、北海道ウタリ協会アイヌ史編集委員会が『アイヌ史資料集』の発行を逐次開始した。現在までに第一期全八巻〔一九八〇年〕、第二期全七巻〔一九八四年〕が刊行されている。これは主に研究資料としての価値を認められた一次資料を収集・編纂したものである。しかしながらこれはあくまで歴史的資料の収録が中心で、アイヌ民族独自の視点に立った歴史観が示されたものではなかった。また一部の差別的視点が問題となった〔註3〕。」 正 北海道アイヌ協会は、「北海道ウタリ協会」であった一九八二年から自らアイヌ史編纂に着手していたが、紆余曲折を経て、北海道ウタリ協会アイヌ史編集委員会が『アイヌ史 資料編』〔第1巻~第4巻〕及び『北海道アイヌ協会・ウタリ協会 活動史編』〔第5巻〕の発行を逐次開始した。これは主に研究・参考資料としての価値を認められた諸資料・所蔵目録等を収集・編纂したものである。しかしながらこれはあくまで歴史的資料の収録が中心で、アイヌ民族独自の視点に立った歴史観が示されたものではなかった。(*1) ●34頁6~10行目 〔註3〕は削除します。 ●48頁4行目 誤 開校した 正 閉校した ●53頁7行目〔 〕内 誤 野村義一『野村義一と北海道ウタリ協会』 正 竹内渉『野村義一と北海道ウタリ協会』 ●88頁7行目(小見出し含む) 誤 説術者 正 説述者 ●89頁13~14行目(小見出し含む) 誤 三人の「説述者」はいずれも樺太から北海道への強制移住者で、北海道での不漁続きにより樺太に帰還したという人たちである。 正 全文削除します。(*2) ●89頁17行目~90頁1行目 誤 もうひとりの「説述者」であるシベケンニシについては山辺安之助の一歳年少であり、対雁で日本語を学んだ可能性がある。 正 全文削除します。(*2) ●149頁2行目 誤 知里高央 正 知里高吉 ●164頁7行目 誤 たち 正 だち ●169頁5行目 誤 津島祐子 正 津島佑子 ●241頁 最終行 誤 常任幹事 正 常任監事 ●346頁 1行目 誤 副会長 正 副理事長 ●364頁 1~2行目 誤 北海道アイヌ協会の理事に就任 正 北海道アイヌ協会の監事、その後理事に就任 ●506頁18行目 誤 野村義一 正 竹内渉 人名索引 ●521頁 誤 チェフサンマ 正 チュフサンマ 誤 知里高吉 正 149頁を追記 誤 知里高央 正 149頁を削除 誤 津島祐子 正 津島佑子 (*1)北海道ウタリ協会(当時)は河野本道著『アイヌ史資料集』の刊行には関与しておりません。ご指摘ならびにご教示いただきました竹内渉様に感謝いたします。 (*2)削除理由:三人の「説術(述)者」が強制移住者であるとの記述に誤りがあるため。ご指摘いただきましたエンチウ(樺太アイヌ)協会様に感謝いたします。
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古文書が伝える北海道の仰天秘話51
¥1,980
合田一道 A5版 188頁 並製 ISBN 9784909281081 発売日 2018年3月 公文書館、博物館、図書館は〈宝の山〉! 徳川家康の黒印状から幕末の松前藩のクーデターを物語る文書、明治期の人事・政争・汚職の顛末がわかる記録まで―― 「北海道命名150年」の〈光〉と〈影〉も明らかに。
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朝鮮人とアイヌ民族の歴史的つながり
¥2,420
石純姫 四六判 208頁 上製 ISBN978ー4ー902269ー99ー4 C0021 発売日 2017年7月 戦時下の北海道で過酷な労働を強いられ逃げた朝鮮人をアイヌの人々は匿い続けた。丹念な調査から見えてきた知られざるマイノリティの歴史。〈近現代アイヌ史〉〈在日コリアン形成史〉に一石を投じる本。
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シャクシャインの戦い
¥2,750
平山裕人 四六判 328頁 上製 ISBN978ー4ー902269ー93ー2 C0021 発売日2016年12月 1669年6月、幕府を揺るがす〈アイヌの一斉蜂起〉が始まる。シャクシャインとは誰か。その時蝦夷地ではなにが起きていたのか――。シャクシャインの戦いを40年調査してきた著者が近世最大の民族戦争の謎を解き明かす。
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北の学芸員とっておきの〈お宝ばなし〉
¥1,650
北海道博物館協会学芸職員 四六判 360頁 並製 ISBN978ー4ー902269ー92ー5 発売日 2016年11月 全道各地の博物館・資料館の学芸員たちが“おらが町のちょっとイイ話”“自慢の所蔵品”について熱く語った1冊。北の自然と文化と人間にまつわる選りすぐりの49編を集めた“北海道ウンチク本”の決定版。
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ごまめの歯ぎしり
¥2,860
計良光範 四六判 464頁 上製 ISBN978ー4ー902269ー86ー4 C0036 発売日 2016年3月 北海道から世界に向けて〈アイヌ文化〉や〈先住民の権利〉について発言し続けてきた著者の20年わたる反骨のコラム集。
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おれのウチャシクマ
¥2,200
小川隆吉 四六判 208頁 並製 ISBN978ー4ー902269ー83ー3 C0036 発売日 2015年10月 朝鮮人の父とアイヌの母をもつ元北海道ウタリ協会理事の小川隆吉が初めて語ったその生い立ちと戦後の民族運動――。大日本帝国が生んだアイヌの闘いの人生を写真とともに記録した本。
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ウレシパ物語
¥1,870
富樫利一 四六判 192頁 上製 ISBN978ー4ー902269ー79ー6 C0039 発売日 2015年9月 2014年に亡くなった北海道出身の画家藤野千鶴子の挿し絵が楽しい親子で読めるアイヌの民話19編。自然(神々)とともに生きたアイヌ民族の怖い話、悲しい話、愉快な話をわかりやすい話し言葉で。
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永久保秀二郎の『アイヌ語雑録』をひもとく
¥2,860
中村一枝編注 A5版 324頁 並製 ISBN978ー4ー902269ー73ー4 C0039 発売日 2014年12月 100余年前、春採アイヌ学校の教師・伝道師の永久保秀二郎がいきいきと記録した当時のアイヌの〈言葉〉と〈伝承〉。その貴重な記録を読み解いたアイヌ語・アイヌ文化研究に資する労作。アイヌ語辞典としても実用的。
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アイヌ文化の実践(下)
¥3,850
計良光範編 A5版 716頁 並製 ISBN978ー4ー902269ー74ー1 C0039 発売日 2014年11月 古老から教わったアイヌの知恵を、今を生きる力に変える――。アイヌも和人も一緒に学ぶ小さな会の大きな記録。現在のアイヌをめぐる状況が分かる本。
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アイヌ文化の実践(上)
¥3,300
計良光範編 A5版 540頁 並製 ISBN978ー4ー902269ー68ー0 C0039 発売日 2014年3月 アイヌも和人も北海道で一緒に学ぶ《ヤイユーカラの森》の活動記録から「自然と人間」「生活と文化・芸術」「先住民と植民者」などについて考えるための本。
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まつろはぬもの
¥3,080
シクルシイ 四六判 448頁 並製 ISBN978ー4ー902269ー40ー6 C0036 発売日 2010年11月 満鉄に売られたコタンの天才少年。英才教育を受け憲兵となった少年は松岡洋右の命を受け「中国人」として大陸に放たれる。任務は“日本軍の非道を暴くこと”。実在の諜報員・和気市夫ことシクルシイの衝撃の自伝。
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