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小さな労働組合 勝つためのコツ——攻める・守る・長く続ける
¥1,980
札幌地域労組の専従オルグ(指導者)として手がけた労働組合結成の数は日本一、労働運動に貢献した人に与えられる「山田精吾賞」(第1回)を現役で唯一受賞した《日本三大オルグ》の一人である著者が書いた、チョー分かりやすい〈労働組合の勝てる戦い方〉! 10月17日刊行/四六判並製/224頁 〈目次より〉 はじめに 第1章 労働相談—相手とケースを見極める 第2章 結成の準備から大会、使用者側への通知まで 第3章 不当労働行為—待ち遠しいと思えるように 第4章 団体交渉—ホンモノの労使対等を目指して 第5章 争議行為—“闘わずして勝つ”を最上として 第6章 救済申し立て—自分でできればさらに効果テキメン 第7章 弁護士にビビるな! 第8章 敵の中に味方をつくれ 第9章 個人加盟で闘う 第10章 外国人労働者からのSOS 第11章 内部告発—告発者の居場所と心を守る 第12章 労働相談に見る“名ばかり組合”の実態 第13章 組合運営と専従としての心構え おわりに 〈著者略歴〉 鈴木一(すずき・はじめ) 1954年、北海道札幌市生まれ。トラックとバスの運転手を経て、札幌地域労組専従。1990年から書記長を務め、定年を迎えた2014年より副委員長を務める。様々な技を駆使して労働相談を組合結成へとつなぎ、手掛けた組合結成数は日本のコミュニティユニオンの中で最多に達した。労働運動に貢献した人物に贈られる山田精吾賞の第1回を現職唯一で受賞し、「日本三大オルグ」の一人として現在も活動中。趣味は楽器演奏、鉄道旅行、映画鑑賞など。 〈新聞・雑誌等で紹介されています!〉 11月2日「朝日新聞」北海道版 インタビュー記事 11月8日「北海道新聞」道南版夕刊 大人のブックガイド 11月15日「財界さっぽろ」インサイドレポート 11月15日「北海道自治研」散射韻 11月30日「北海道新聞」北海道版 ひと2022 12 月1日「労働法学研究会報」introduction 12月9日「北海道新聞」北海道版夕刊 コラム
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中皮腫とともに生きる
¥2,200
病いによってどう生活が変わり、どんな困難に直面するのか? 2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなる時代。本書は5年生存率が1割程度という希少・難治性のがんになった人々の体験的知識を伝達する本です。26人の患者・家族の「ものがたり」が、いま、困難に直面している人に《前に進む力》をもたらします。 《中皮腫とは……》 2005年、「中皮腫」という言葉を多くの人がメディアを通して知ることになりました。アスベスト(石綿)を取り扱う工場の従業員や家族、近くの住民に中皮腫や肺がんなど深刻な健康被害が出ていることがわかったのです。中皮腫とは、内臓を覆う膜の表面にある「中皮」と呼ばれる細胞から発生する悪性のがんで、アスベストを吸い込むことで発症します。しかし潜伏期間が40年にも及ぶことがあり、患者はある日突然「中皮腫」といわれ戸惑います。本書の執筆者は全国の中皮腫患者と家族・遺族の26人です。現在闘病中の人も、長期生存を果たしている人も、病気の家族を支えている人も、家族を見送った人もいます。医学的な情報は病院や資料から得られますが、病いによって生活がどう変わり、どのような困難に直面し、どう対処するのか、どんな気持ちになるのかは当事者の言葉でなければ分かりません。〔はじめにより〕 《目次より》 はじめに――希少・難治性がん患者と家族の26の「ものがたり」 Ⅰ 中皮腫と診断されて 保育士の仕事と治療の両立……鹿川真弓(沖縄県) 子どもたちの前では絶対に泣かない……Y・O(静岡県) サポートされる側とする側の両方を経験して……原修子(埼玉県) 中皮腫の仲間たちとともに……右田孝雄(大阪府) 家族の励ましと社員の頑張りに支えられて……平田勝久(岐阜県) がんはハンデじゃない……田中奏実(北海道) 中皮腫になって得られた出会いと経験……舘山亮(北海道) 医師として働き、患者として助けられて……中島喜章(新潟県) 功を奏したセカンドオピニオン……山中伸治(東京都) この素晴らしい日々が長く続くように……尾上一郎(兵庫県) 自分が納得できる人生を送れたら……黒木公明(山口県) 「今はあかん」と誓って生き延びた……田村勝也(大阪府) Ⅱ 家族としての思い 無理せず、のらりくらりといきましょう……黒田しげみ(埼玉県) 患者としてのがん体験から娘としてのがん体験へ……浅原和香子(大阪府) 四人の子を残して何も言わずに逝った夫……小菅千恵子(埼玉県) 祈るような思いで寄り添い続けた二年間……後藤里美(愛知県) 悔いの残らない看病ができた……栗田悦子(群馬県) 母の死を語ったときにようやく涙がこぼれた……松島恵一(埼玉県) 本当の娘のように看病して……松島和恵(埼玉県) 夫の死から三五年後の公務災害申請……後藤雅子(大阪府) ヤンチャな笑顔を守りたくて……福田靖美(兵庫県) 一人にしないで、一緒に連れていって……有賀忍(東京都) 互いへの思いを伝え合って最期を迎えられた……影山小百合(静岡県) 変化していった夫婦の関係……尾上貴美子(大阪府) 父の最期を看取って……山田哲也(大阪府) 無我夢中でサポートして寄り添った日々……内田優子(大阪府) Ⅲ 中皮腫の仲間をサポートし続ける……右田孝雄×大島寿美子 おわりに――気持ちの分かち合いと体験的知識の伝達 《編者略歴》 大島寿美子(おおしま・すみこ) 1964年東京生まれ。千葉大学大学院理学研究科修了。北海道大学医学研究科修了(医学博士)。共同通信、ジャパンタイムズ記者を経て、現在、北星学園大学文学部心理・応用コミュニケーション学科教授。NPO法人キャンサーサポート北海道理事長。 著書に『がんの「語り」――語り手の養成から学校・医療・企業への派遣まで』(共著、寿郎社)、『「絆」を築くケア技法 ユマニチュード――人のケアから関係性のケアへ』(誠文堂新光社)、『アスベスト禍はなぜ広がったのか――日本の石綿産業の歴史と国の関与』(共著、日本評論社)、編書に『北海道でがんとともに生きる』(寿郎社)などがある。 2022年7月15日刊行
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ふぞろいなキューリと地上の卵 ——〈無肥料・無農薬〉の野菜と卵を100キロ離れた札幌に宅配する北海道豊浦町の農家のおじさんのはなし
¥1,650
これがみんな喜ぶSDGsな農業だ! 北海道豊浦町で始まった安全・安心でウマイ野菜と有精卵の農家自身による共同宅配サービス。そのノウハウとそれができるまでの涙と笑いのノンフィクション! 全国の小規模農家と〈SDGsな食と農〉を応援したい人たちが待ち望んでいた本! 目次より プロローグ――消えたオスドリ 僕のセンス・オブ・ワンダー 木村秋則自然栽培農学校 ふぞろいなキューリ、真っすぐなキューリ 卵のないタマゴ屋さん 魔法の薬 鶏の餌 一個の角砂糖 1000年の牛 野生の証明 ファーマーズシップ農業 僕の動的平衡 恋するタマゴ 牛乳の未来 食べる生命力 アイヌモシリ アクシデント再び 見える敵、見えない敵 新しい相棒 審判の日 持続可能農業への挑戦 エピローグ――オスドリが鳴いた [著者紹介] 駒井一慶(こまい・いっけい) 1951年北海道豊浦町生まれ。酪農学園短期大学卒業後、家業の酪農業に従事する2000年に「こまい牧場の牛乳」の製造・販売を始めるも2007年に牧場・ミルクプラントを閉鎖。2008年から養鶏業を始め、有精卵『恋するタマゴ』を販売すると同時に、農家による共同宅配サービスも行う。現在、農業生産法人ドリームファーム・プロジェクト代表取締役。野菜宅配サービス「ふぞろいなキューリ・アソシエイツ」主宰。著書に『安全な卵の見分け方』『牛とキャッチボール』(共に中西出版〔電子出版〕)。「ふぞろいなキューリ」のウェブサイト:fuzoroinaqri.wixsite.com/home
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難行苦行の〈絵描き遍路〉をやってみた 四国八十八カ所を歩いて描く
¥1,870
イマイカツミ 四六判 248頁 並製 ISBN 9784909281166 C0026 発売日 2019年10月 【内容】 体力自慢の富良野の絵描きが野宿しながら八十八カ所をひと寺一時間で描いて廻った前人未到の歩き遍路。 各寺の御朱印も絵とともに収録。 北大路公子さんも絶賛する(オビにコメント入り)これまでにない寺めぐりエッセイです。
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フチの伝えるこころ
¥2,750
計良智子 B5判 208頁 並製 ISBN 9784909281135 C0039 発売日 2018年12月 1995年の名著『アイヌの四季』をアイヌ民族文化財団の助成を得て、英訳ページを付け、復刊しました。フチ(アイヌ語で尊敬すべきおばあさんの意)との暮らしのなかで著者が教わった、アイヌのこころや生活の知恵を紹介しています。 オハウやチタタプといったアイヌ料理のレシピも多数掲載されています! 右から開くと日本語版、左から開くと英語版という作りになっています。
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廃材もらって小屋でもつくるか 電力は太陽と風から
¥2,200
イマイカツミ 川邉もへじ 家次敬介 A5判 168頁 コデックス装 ISBN 9784909281111 C0077 発売日 2018年6月 あこがれの富良野に五郎さん家風の小屋を20日で建てて暮らす―― 環境にも懐にもやさしい大人の秘密基地のつくり方ガイドです。
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古文書が伝える北海道の仰天秘話51
¥1,980
合田一道 A5版 188頁 並製 ISBN 9784909281081 発売日 2018年3月 公文書館、博物館、図書館は〈宝の山〉! 徳川家康の黒印状から幕末の松前藩のクーデターを物語る文書、明治期の人事・政争・汚職の顛末がわかる記録まで―― 「北海道命名150年」の〈光〉と〈影〉も明らかに。
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いわて星日和
¥1,870
有田美江 四六判 272頁 並製 ISBN978ー4ー909281ー04ー3 C0095 発売日 2017年8月 ダウン症の娘とともによりよい環境を求めて札幌から岩手県奥中山へ移り住んだ著者のイーハトーブな日々を綴った移住エッセイ。
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新宿、わたしの解放区【増補版】
¥2,750
佐々木美智子 岩本茂之〈聞き書き〉 四六判 296頁 上製 ISBN978ー4ー909281ー01ー2 C0036 発売日 2017年9月 世代を越えた読者を獲得し〈1968年ブーム〉の先駆本となった『新宿、私の解放区』(2012年9月刊)。 その後の〈おミッちゃん〉について、新聞社のデスクとなった岩本茂之氏がゴールデン街で酒を飲みながら取材した【増補版】が刊行されました。 伝説のバーから見た写真と映画と全共闘――。 熱き時代を駆け抜けた根室出身女性のあっぱれな一代記です!
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北海道でがんとともに生きる
¥2,200
大島寿美子編 四六判 240頁 並製 ISBN978ー4ー902269ー96ー3 C0077 発売日 2017年5月 二人に一人ががんになり、三人に一人ががんで亡くなる時代。北海道在住のさまざまながんの体験者28人が書いた〈病気のつらさ〉と〈前向きに生きるコツ〉。がんに悩む人々に多くの示唆と勇気を与えてくれる本。
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北の学芸員とっておきの〈お宝ばなし〉
¥1,650
北海道博物館協会学芸職員 四六判 360頁 並製 ISBN978ー4ー902269ー92ー5 発売日 2016年11月 全道各地の博物館・資料館の学芸員たちが“おらが町のちょっとイイ話”“自慢の所蔵品”について熱く語った1冊。北の自然と文化と人間にまつわる選りすぐりの49編を集めた“北海道ウンチク本”の決定版。
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ごまめの歯ぎしり
¥2,860
計良光範 四六判 464頁 上製 ISBN978ー4ー902269ー86ー4 C0036 発売日 2016年3月 北海道から世界に向けて〈アイヌ文化〉や〈先住民の権利〉について発言し続けてきた著者の20年わたる反骨のコラム集。
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ラブ&ピース
¥1,650
鴨志田穣 漫画=西原理恵子 解題=土肥寿郎 四六判カラー 232頁 並製 ISBN 978ー4ー902269ー37ー6 発売日 2010年12月 『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』『毎日かあさん』などの映画にもなり愛され続ける元戦場カメラマンの鴨志田穣。本書は、鴨志田穣がアジア各国で撮った写真と単行本未収録のエッセイを収めた『遺稿集』の続編的写真集。報道写真家に憧れインドに渡った24歳のときの写真から、元妻西原理恵子と訪れた最後のカンボジア・ルポの写真まで、著者ならではの視座から撮られた300枚を収録。世俗の垢を落として身ひとつでアジアに旅立ちたくなる本。
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