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アイヌの法的地位と国の不正義
¥2,310
市川守弘 四六判 228頁 並製 ISBN 9784909281142 C0032 発売日 2019年4月 〈アイヌ遺骨返還訴訟〉の弁護人である著者が、近世以降のアイヌと日本国の関係を問い直し、アメリカで19世紀前半に確立した〈インディアン法〉と比較しながら〈アイヌ先住権〉の確立を訴えた、初の法学的アイヌ研究の書。 【主な内容】 ●序章 アイヌ遺骨の返還から〈アイヌ法〉の確立へ 遺骨返還拒否の理由は何か/アイヌの人たちの主張/裁判所による和解勧告とその影響 ●第1章 先住民族の権利に関する国際連合宣言 先住民族の権利に関する国際連合宣言/国際条約と国内法の整備/勝利は勝ち取るもの ●第2章 歴史から見たアイヌの法的地位 アイヌはどのように見られてきたか/江戸時代におけるアイヌ法的立場 ●第3章 明治政府によるコタンへの侵略 国際法を無視した明治政府/生活・文化面での明治政府の新しい法制度 ●第4章 〈アメリカインディアン法〉から学ぶこと アメリカ合衆国とインディアンの歴史/インディアントライブは主権を有する集団 ●第5章 憲法と先住権、先住権の主体としてのコタン 憲法と先住権/コタンは存在するのか――現代におけるコタンの考え方 ●第6章 北海道旧土人保護法の廃止と日本国の向かう先 北海道旧土人保護法とドーズ法の異同/文化振興法とは何であったのか/日本の向かう先
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種子法廃止と北海道の食と農
¥1,760
荒谷明子他9名 A5版 168頁 並製 ISBN 9784909281104 発売日 2018年3月 2018年3月31日で「主要作物種子法」が廃止され、安倍内閣は、これまで地方自治体が実務を担ってきた米や麦、大豆など種子の生産過程を、民間企業に委ねていこうとしています。 しかし種子や種苗は人類の共有財産であり、決して一握りの企業が独占すべきものではありません。 本書は“タネの自由化"によって北の大地の食と農のあり方がどう変化するのかをさまざまな角度からとらえた本です。
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北海道からトランプ的安倍〈強権〉政治にNOと言う
¥770
徳永エリ 紙智子 福島みずほ著 親子で憲法を学ぶ会編 A5版 88頁 並製 ISBN978ー4ー902269ー95ー6 発売日 2017年2月 民進党、共産党、社民党の現職国会議員の三氏を講師として、2016年9月から11月まで札幌で開かれた講座の内容をまとめた本。安倍政権による〈戦争法〉〈共謀罪〉などの強行に断固反対し、共闘する女性議員たちの明解で説得力のある〈ことば〉を収録。
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北海道の守り方
¥1,540
久田徳二編著 北海道農業ジャーナリストの会監修 A5版 240頁 並製 ISBN978ー4ー902269ー85ー7 C0031 発売日 2015年12月 TPPの影響を最も受ける‶日本の食糧基地”北海道は、グローバリズムとどう闘えばよいのか。その具体的な戦略10カ条を農業・農政に精通したジャーナリストが開陳する。外交評論家・孫崎亨氏、北大名誉教授・太田原高明氏のほかJA北海道会長、北海道医師会会長、コープさっぽろ理事長、連合北海道会長などの原稿も収録。
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ダメなものはダメと言える《憲法力》を身につける
¥1,100
親子で憲法を学ぶ札幌の会編親子で憲法を学ぶ札幌の会編 A5版 220頁 並製 ISBN978ー4ー902269ー81ー9 C0031 発売日 2015年9月 本書を編集した〈親子で憲法を学ぶ札幌の会〉は、安倍政権で集団的自衛権を行使できるようにと動き出した2014年3月、札幌やその近郊で小学生や幼児を持つ親たちが「戦争のない社会を守り育てたい」との思いから、ゆるやかに結成した会。これまで元裁判官の高橋幸一氏の講座などを開き、3冊の小冊子にまとめてきた。本書はそれらを1冊にして新たな書き下ろし原稿を加えたものである。
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ハンセン病
¥2,200
三宅一志・福原孝浩 四六判 上製 ISBN978ー4ー902269ー60ー4 発売日 2013年5月 国立ハンセン病療養所の取材を朝日新聞の定年退職後も続けてきた三宅一志と人権問題に長年携わってきた福原孝治が、明治から平成まで続いた〈医療政策の闇〉分け入り記録した、療養所入所者たちの想像を絶するヵ国な人生。日本残酷物語。
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北海道電力〈泊原発〉の問題は何か
¥1,760
泊原発の廃炉をめざす会編 四六判 263頁 並製 ISBN 9784902269550 C0036 発売日 201Ⅱ年11月 〈泊原発〉が事故を起こせば、西風にのって放射能は全道に拡がり「日本の食糧基地」は壊滅する。立地の地形・構造上の弱点・倫理と法の問題・稼働の意味など、各分野の専門家がその危険性を指摘した〈泊原発〉に関する唯一の本。
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