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ヤジと公安警察[寿郎社ブックレット8]
¥1,210
札幌で起こった「ヤジ排除事件」の本当の恐ろしさ―― それは市民を排除したのが「公安警察」だったこと。 ジャーナリスト青木理氏らが警鐘を鳴らすシンポジウムの記録、緊急出版! 青木理・竹信航介・ヤジポイの会 編著 2024年5月刊 A5判/並製/70頁 本体1100円+税〔税込1210円〕 ISBN 978-4-909281-58-6 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに——この国を「民主化」するために [大杉雅栄] あの日、何が起きたか 強制排除の“法的根拠”とは 道警側が提出した新証拠 排除を正当化する特別な理由 本当に「危険な事態」だったか 上告と上告受理申立の違い ウクライナ侵攻は突然起きたのではない ヤジ排除の先にあるもの 安倍政権は「警察政権」だった 「左翼がのさばると国が滅びる」という発想 どこまでが監視対象か 政権のための警察であってはいけない 公安は中央集権的な組織 公安の大失敗 日本は民主主義を血肉化できていない 時効を過ぎてからの新証拠 逮捕の目的はダメージを与えること 二三日間の逮捕・勾留は長すぎる LGBTQの運動は監視対象か 頭の中に公安を住まわせない 目立ちすぎると逆に弾圧されない説 公安に都合のいい法律が次々と 政府にとって情報機関は両刃の剣 トークを終えて おわりに——裁判で勝つだけでは意味がない [桃井希生] —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【編著者略歴】 青木理(あおき・おさむ) ジャーナリスト、ノンフィクション作家。1966年、長野県生まれ。慶応大卒業後、1990年に共同通信入社。大阪社会部、成田支局などを経て社会部記者。警視庁の警備・公安担当などを務める。その後、韓国・延世大学の韓国語学堂に留学し、外信部へ。2002年から 2006年までソウル特派員。2006年に独立し、フリーランスに。現在は、雑誌や書籍などでノンフィクション作品を発表する一方、テレビやラジオのコメンテーターなどとしても活動している。主な著作は『日本の公安警察』(講談社現代新書)、『国策捜査 暴走する特捜検察と餌食にされた人たち』(角川文庫)、『ルポ 拉致と人々 救う会、公安警察、朝鮮総聯』(岩波書店)、『安倍三代』(朝日文庫)、『日本会議の正体』(平凡社新書)、『抵抗の拠点から 朝日新聞「慰安婦報道」の核心』(講談社)、『ルポ 国家権力』(トランスビュー)、『情報隠蔽国家』『カルト権力 公安、軍事、宗教侵蝕の果てに』『時代の反逆者たち』(以上、河出書房新社)など。 竹信航介(たけのぶ・こうすけ) 弁護士。1981年、東京都生まれ。東京大学法学部、北海道大学法科大学院を卒業後、2010年に弁護士登録し、札幌弁護士会に所属。現在、日本労働弁護団、ブラック企業被害対策弁護団に所属するほか、道警ヤジ排除裁判の弁護団員も務める。オセロ四段。 ヤジポイの会 2019年7月15日に札幌で起きた道警ヤジ排除問題の当事者とその友人で構成される有志の会。抗議デモや集会などを通して事件の実態や裁判の進行状況を伝えている。なお、名称は最初の抗議デモの際に掲げた横断幕の言葉「ヤジも言えないこんな世の中じゃ…POISON」を略したもの。
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〈戦争法制〉を許さない北の声——安保法制違憲北海道訴訟の記録
¥4,950
戦争への道をひた走る政府与党と司法に 抗うための〈論拠〉を集成。 北海道で声を上げた平和を願う人々による、 歴史に残る、そしてこれからの歴史を作るための 安保法制違憲訴訟[2017-2021]の全記録。 髙崎暢 編 2023年7月刊 A5判/並製/794頁 本体4500円+税〔税込4950円〕 ISBN 978-4-909281-54-8 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 1 愚かな政府によって我が日本は再び戦争ができる国に⋯⋯浅田政広(旭川市) 2 戦争法と呼ばざるを得ない危険な悪法は廃止すべきである⋯⋯浅野隆雄(札幌市) 3 司法の力で政府の努力の方向を軌道修正してほしい⋯⋯阿知良洋平(室蘭市) 4 私たちの生存権を奪うことは断じて許さない⋯⋯安部逸雄(上川町) 5 再び戦争に加担したくない、させたくない⋯⋯阿部順子(札幌市) 6 安保法制の成立は暗黒時代への逆戻りの一歩⋯⋯石田國夫(札幌市) 7 平和憲法に恥じない判断を強く望む⋯⋯泉恵子(札幌市) 8 戦争絶対反対の行動に誇りをもつ⋯⋯泉(栗山町) 9 “戦争放棄”を定めた憲法を守るべき⋯⋯伊藤悳夫(札幌市) 10 「安保法制」の無理無茶を認めるわけにはいきません⋯⋯植田英隆(札幌市) 11 若い世代に平和な社会を引き継ぐために⋯⋯梅原保(岩見沢市) 12 日本人が戦争に巻き込まれることを何としても阻止する⋯⋯卜部喜雄(岩見沢市) 13 安全保障法制は海外での戦争実施法です⋯⋯遠藤(札幌市) 14 “戦争に関わることは絶対に嫌だ!”⋯⋯大友(室蘭市) 15 安保法制による戦争加担を許さない⋯⋯大橋真樹(札幌市) 16 戦争への憤りと悲しみを込めて⋯⋯岡井健(別海町) 17 「憲法蹂躙、憲法違反」を強く感じる⋯⋯岡部武(寿都町) 18 二度と戦争を起こす国にしてはなりません⋯⋯岡村省吾(奈井江町) 19 被害を受け続けた国々は八〇年前を忘れていません⋯⋯小川光子(札幌市) 20 安保法制で暴力の恐怖に怯えて暮らす社会に一歩近づく⋯⋯沖山美喜子(小樽市) 21 平和のために軍事力を増強するのは愚かなこと⋯⋯加藤浩道(札幌市) 22 日本国憲法に誇りを持ち、穏やかに暮らせるはずなのに⋯⋯上出晶子(札幌市) 23 違憲の法律に黙っていることは苦痛⋯⋯川添政彦(札幌市) 24 憲法違反である安保関連法の成立は驚天動地⋯⋯川原茂雄(札幌市) 25 市民一人ひとりが戦争反対と声を上げていく正念場⋯⋯菊池園子(江別市) 26 平和的生存権は法によって付与されるものではない⋯⋯菊池廣行(登別市) 27 安保法制は憲法に背き、再び日本を戦争する国へと導く⋯⋯北明邦雄(札幌市) 28 安保法制は違憲という判断を強く望む⋯⋯木村和雄(栗山町) 29 長い時間をかけて築かれた平和国家としての歩みが一挙に崩される⋯⋯切明義隆(札幌市) 30 憲法の価値は、安保法制によって破壊されてしまう⋯⋯クイン明美(札幌市) 31 アメリカと一緒になって戦争する国になる安保法制はきっぱり廃止に⋯⋯工藤正人(七飯町) 32 再び軍靴の足音が聞こえる時代にしてはいけない⋯⋯熊谷徹子(札幌市) 33 戦争は人間に狂気を作り出させる⋯⋯黒田敏彦(札幌市) 34 安保法制が国民生活を押しつぶし始めた⋯⋯腰岡雅昭(北見市) 35 憲法九条に違反する国の行為で国民の平和的生存権が侵害される⋯⋯兒玉健次(札幌市) ⋯⋯ほか97名の陳述書など —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【編者略歴】 髙崎暢(たかさき・とおる) 1982年弁護士登録(34期)。札幌弁護士会所属。2009年度札幌弁護士会会長。2010年北海道弁護士会連合会理事長に、2012年日本弁護士連合会副会長に就任。著書に『過労死!』『みんなで考えよう司法改革』(共著)など。所属弁護団に「いちえふ弁護団(福島第一原発労災申請弁護団)」(団長)、「司法修習生給費制廃止違憲訴訟弁護団北海道訴訟団」(団長)、「安保法制違憲北海道訴訟弁護団」(共同代表)など。 ◎本書を推薦します 青井未帆氏(学習院大学教授) 飯島滋明氏(名古屋学院大学教授) 伊藤真氏(弁護士、安保法制違憲訴訟全国ネット代表代行) 寺井一弘氏(弁護士、安保法制違憲訴訟全国ネット名誉代表) 半田滋氏(防衛ジャーナリスト)
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小さな労働組合 勝つためのコツ——攻める・守る・長く続ける
¥1,980
札幌地域労組の専従オルグ(指導者)として手がけた労働組合結成の数は日本一、労働運動に貢献した人に与えられる「山田精吾賞」(第1回)を現役で唯一受賞した《日本三大オルグ》の一人である著者が書いた、チョー分かりやすい〈労働組合の勝てる戦い方〉! 鈴木一 著 2022年10月刊 四六判/並製/224頁 本体1800円+税〔税込1980円〕 ISBN 978-4-909281-45-6 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに 第1章 労働相談——相手とケースを見極める 第2章 結成の準備から大会、使用者側への通知まで 第3章 不当労働行為——待ち遠しいと思えるように 第4章 団体交渉——ホンモノの労使対等を目指して 第5章 争議行為——“闘わずして勝つ”を最上として 第6章 救済申し立て——自分でできればさらに効果テキメン 第7章 弁護士にビビるな! 第8章 敵の中に味方をつくれ 第9章 個人加盟で闘う 第10章 外国人労働者からのSOS 第11章 内部告発——告発者の居場所と心を守る 第12章 労働相談に見る“名ばかり組合”の実態 第13章 組合運営と専従としての心構え おわりに —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 鈴木一(すずき・はじめ) 1954年、北海道札幌市生まれ。トラックとバスの運転手を経て、札幌地域労組専従。1990年から書記長を務め、定年を迎えた2014年より副委員長を務める。様々な技を駆使して労働相談を組合結成へとつなぎ、手掛けた組合結成数は日本のコミュニティユニオンの中で最多に達した。労働運動に貢献した人物に贈られる山田精吾賞の第1回を現職唯一で受賞し、「日本三大オルグ」の一人として現在も活動中。趣味は楽器演奏、鉄道旅行、映画鑑賞など。 〈新聞・雑誌等で紹介されています!〉 11月2日「朝日新聞」北海道版 インタビュー記事 11月8日「北海道新聞」道南版夕刊 大人のブックガイド 11月15日「財界さっぽろ」インサイドレポート 11月15日「北海道自治研」散射韻 11月30日「北海道新聞」北海道版 ひと2022 12月1日「労働法学研究会報」introduction 12月9日「北海道新聞」北海道版夕刊 コラム
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アイヌの法的地位と国の不正義——遺骨返還問題と〈アメリカインディアン法〉から考える〈アイヌ先住権〉
¥2,310
〈アイヌ遺骨返還訴訟〉の弁護人である著者が、近世以降のアイヌと日本国の関係を問い直し、アメリカで19世紀前半に確立した〈インディアン法〉と比較しながら〈アイヌ先住権〉の確立を訴えた、初の法学的アイヌ研究の書。 市川守弘 著 2019年4月刊 四六判/並製/232頁 本体2100円+税〔税込2310円〕 ISBN 978-4-909281-14-2 C0032 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はしがき 序章 アイヌ遺骨の返還から〈アイヌ法〉の確立へ 一、研究目的でのアイヌ遺骨の収集 二、江戸時代のイギリス人によるアイヌ遺骨発掘事件 三、遺骨返還拒否の理由は何か 四、遺骨返還訴訟の提起と北海道大学の主張 五、日本政府の遺骨返還についての基本的考え 六、アイヌの人たちの主張 七、裁判所による和解勧告とその影響 八、アイヌ集団(コタン)の権限 第一章 先住民族の権利に関する国際連合宣言 一、先住民族の権利に関する国際連合宣言 二、国際条約と国内法の整備 三、勝利は勝ち取るもの 四、日本国政府の義務 第二章 歴史から見たアイヌの法的地位 一、アイヌはどのように見られてきたか 二、江戸時代におけるアイヌ法的立場 第三章 明治政府によるコタンへの侵略 一、国際法を無視した明治政府 二、明治政府の新しい法制度(自然資源) 三、生活・文化面での明治政府の新しい法制度 四、新しい法制度の結果 第四章 〈アメリカインディアン法〉から学ぶこと 一、〈アメリカインディアン法〉とは何か 二、アメリカにおける先住権とその主体 三、アメリカ合衆国とインディアンの歴史 四、アメリカにおけるインディアンの同化政策 五、インディアントライブは主権を有する集団 六、主権とは何か 七、領土の線引きと先住民との関係 八、先住権と条約——サケ捕獲権をめ巡って 九、アイヌの先住権とインディアン法との比較 第五章 憲法と先住権、先住権の主体としてのコタン 一、憲法と先住権 二、コタンは存在するのか——現代におけるコタンの考え方 第六章 北海道旧土人保護法の廃止と日本国の向かう先 一、北海道旧土人保護法について 二、北海道旧土人保護法とドーズ法の異同 三、文化振興法とは何であったのか 四、日本の向かう先 おわりに 参考文献 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 市川守弘(いちかわ・もりひろ) 1954年東京生まれ。中央大学法学部卒。弁護士(1988年弁護士登録、現在旭川弁護士会所属)。1999~2002年、コロラド大学ロースクール自然資源法センターに留学。著書に『アメリカインディアン法の生成と発展——アイヌ法確立の視座として』(日弁研修叢書)、共著書に『アイヌの遺骨はコタンの土へ——北大に対する遺骨請求と先住権』(北大開示文書研究会編著、緑風出版)、主な論文にUnderstanding the Fishing Rights of the Ainu of Japan: Lessons Learned from American Indian Law, the Japanese Constitution, and International Law(Colorado Journal of International Environmental Law and Policy 2001)、「アイヌ人骨返還を巡るアイヌ先住権について」(『法の科学』45号)などがある。
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北海道からトランプ的安倍〈強権〉政治にNOと言う[寿郎社ブックレット2]
¥770
民進党、共産党、社民党の現職国会議員の三氏を講師として、2016年9月から11月まで札幌で開かれた講座の内容をまとめた本。安倍政権による〈戦争法〉〈共謀罪〉などの強行に断固反対し、共闘する女性議員たちの明解で説得力のある〈ことば〉を収録。 徳永エリ・紙智子・福島みずほ 著 親子で憲法を学ぶ会 編 2017年2月刊 A5判/並製/88頁 本体700円+税〔税込770円〕 ISBN 978ー4ー902269ー95ー6 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに 安倍政権下での憲法改悪をみんなの力で止めよう⋯⋯徳永エリ 歴史に名を刻みたい安倍総理 憲法は国民に浸透しているか 日本国憲法は押し付けではない 憲法を否定する安倍総理 湾岸戦争で一兆円を拠出した日本 武力に求める積極的平和主義 理想を宣言した憲法前文 改憲草案の危ない前文 「最高法規」と「基本的人権」 国民自らが作り上げた憲法 「戦争放棄」を放棄するパロディー案 参院選挙で改正を争点にせず 一票の格差是正から改憲論議か 権限乱用の危険性が高い緊急事態条項 改憲勢力には考えのずれも 改正に向けた大まかな流れとは 憲法を学習する場を広めたい 今の改正論議に乗るべきではない 具体的なイメージを自ら描く 「立憲主義」とは憲法の枠の中で政治を進めること 誰のための政治なのかを考えよう 自分の主張を訴え続ける 市民と野党の力で暴走政治に立ち向かおう⋯⋯紙智子 11選挙区で野党統一候補が勝利 東北、北海道など農業県で勝利 市民と野党の結束が財産に 与党も野党共闘を警戒 日本の侵略を規定したポツダム宣言 ポツダム宣言を認めようとしない安倍総理 女性も投票して生まれた日本国憲法 平和憲法下で自衛隊が発足 詭弁だった集団的自衛権容認の根拠 恵庭事件と長沼ナイキ事件 せめぎ合いの中で生きてきた憲法 私が共産党に入党した理由 国家主義を打ち出す自民党改憲草案 基本的人権を蔑ろにする改憲草案 憲法審査会の問題点 破綻しているアベノミクス TPPに後ろ向きなアメリカ、前向きな日本 野党四党で15法案を共同提出 市民が国会議員を動かす 暮らしの中から憲法をもう一度見直そう⋯⋯福島みずほ 「日本を取り戻す」に違和感 憲法違反の「駆けつけ警護」 もし自衛隊から戦死者が出たら 自民党から発言の削除要求 国民を縛る自民党の改憲草案 国家主義を打ち出す「前文」 自民党による自民党のための憲法へ 「個人」よりも「国家」を尊重 24条に託したベアテさんの思い 9条で国防軍を設置 戦争が憲法違反でなくなる 内閣だけで法律がつくれる危険な「緊急事態」条項 未来永劫続くかもしれない緊急事態 「公益と公の秩序」を強調する草案 司法権にも手を付ける草案 憲法審査会を改憲の場にしない 生前退位も合区も改憲へつなげる まだ本当に実現されていない憲法の精神 おわりに —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 徳永エリ(とくなが・えり) 民進党参議院議員。1962年、札幌市生まれ、法政大学法学部法律学科(通信教育課程)中退。テレビリポーターなどを経て、2010年参議院議員選挙北海道選挙区で初当選、2016年7月に再選され現在2期目。農林水産委員会理事、沖縄北方問題特別委員会委員、憲法審査会委員。 紙智子(かみ・ともこ) 共産党参議院議員。1955年、札幌市生まれ、北海道女子短期大学工芸美術科卒業。2001年7月参議院議員選挙比例代表で初当選、2013年7月に再選され現在3期目。農林水産委員会理事、沖縄北方問題特別委員会委員、東日本大震災復興特別委員会理事など。 福島みずほ(ふくしま・みずほ) 社民党参議院議員。1955年、宮崎県生まれ、東京大学法学部卒業。弁護士を経て1998年7月参議院選挙比例代表で初当選し、2016年7月に再選され現在4期目。憲法審査会委員。2003~2013年社民党党首、2009~2010年内閣府特命担当大臣(男女共同参画等)を歴任。 【編者略歴】 親子で憲法を学ぶ札幌の会(略称・おやけん) 安倍政権が集団的自衛権を行使できるようにと動き出した2014年3月、札幌やその近郊で小学生や幼児の子を持つ親たちが「戦争のない社会を守り育てたい」との思いから、ゆるやかに結成した会。これまで元裁判官である高橋幸一氏の3回連続の講座や広島の被爆者の話を聞く会、山田正彦元農水大臣を招いたTPP学習会などを開いてきた。高橋氏の講座をベースとした『ダメなものはダメと言える《憲法力》を身につける』(寿郎社)を刊行している。
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北海道の守り方——グローバリゼーションという〈経済戦争〉に抗する10
¥1,540
TPPの影響を最も受ける〈日本の食糧基地〉北海道は、グローバリズムとどう闘えばよいのか。その具体的な戦略10カ条を農業・農政に精通したジャーナリストが開陳する。外交評論家・孫崎亨氏、北大名誉教授・太田原高明氏のほかJA北海道会長、北海道医師会会長、コープさっぽろ理事長、連合北海道会長などの原稿も収録。 久田徳二 編著 北海道農業ジャーナリストの会 監修 2015年12月刊 A5判/並製/240頁 本体1400円+税〔税込1540円〕 ISBN 978ー4ー902269ー85ー7 C0031 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに——「多国籍企業の時代」に 第1章 グローバリズムに突き進む安倍政権の正体 第2章 本格グローバリズム時代に北海道を守る道 第3章 戦後農政の大転換が目指すもの——農業・農協・農業委員会解体路線と新自由主義 第4章 「自由貿易」拡大で弱体化する日本農業 第5章 私たちはこう考える 第6章 パネル討論「TPPから北海道の命と食を守ろう」 あとがき ——「大筋合意」の検証と真の対策を求めて 巻末資料 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【編著者略歴】 久田徳二(ひさだ・とくじ) 1957年、名古屋市出身。北大農学部卒業後、北海道新聞社に入社。政治部、東京政経部などを経て現職。北大客員教授。北海道農業ジャーナリストの会副会長。著書に『あぐり博士と考える・北海道の農と食』(北海道新聞者)ほか。
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ダメなものはダメと言える《憲法力》を身につける——集団的自衛権・安全保障関連法・特定秘密保護法・TPPに抗するために
¥1,100
本書を編集した〈親子で憲法を学ぶ札幌の会〉は、安倍政権で集団的自衛権を行使できるようにと動き出した2014年3月、札幌やその近郊で小学生や幼児を持つ親たちが「戦争のない社会を守り育てたい」との思いから、ゆるやかに結成した会。これまで元裁判官の高橋幸一氏の講座などを開き、3冊の小冊子にまとめてきた。本書はそれらを1冊にして新たな書き下ろし原稿を加えたものである。 親子で憲法を学ぶ札幌の会 編 2015年9月刊 A5判/並製/220頁 本体1000円+税〔税込1100円〕 ISBN 978ー4ー902269ー81ー9 C0031 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 第1章 憲法は国民を守り、国家を縛るもの 第2章 戦争参加につながる集団的自衛権 第3章 国民の「知る権利」を侵害する特定秘密保護法 第4章 憲法対談——高橋幸一(元裁判官)vs 安斎由希子(「親子で憲法を学ぶ札幌の会」共同代表) 第5章 戦争の歴史を反省して生まれた日本国憲法 第6章 歯止めとしての憲法9条を守り、育てよう 第7章 日本は「ブラック国家」への道を歩むのか 第8章 今こそ、立憲民主主義を取り戻そう あとがき —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【編者略歴】 親子で憲法を学ぶ札幌の会(略称・おやけん) 安倍政権が集団的自衛権を行使できるようにと動き出した2014年3月、札幌やその近郊で小学生や幼児の子を持つ親たちが「戦争のない社会を守り育てたい」との思いから、ゆるやかに結成した会。これまで元裁判官である高橋幸一氏の3回連続の講座や広島の被爆者の話を聞く会、山田正彦元農水大臣を招いたTPP学習会などを開いてきた。
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ハンセン病——差別者のボクたちと病み棄てられた人々の記録
¥2,200
国立ハンセン病療養所の取材を朝日新聞の定年退職後も続けてきた三宅一志と人権問題に長年携わってきた福原孝治が、明治から平成まで続いた〈医療政策の闇〉分け入り記録した、療養所入所者たちの想像を絶するヵ国な人生。日本残酷物語。 三宅一志・福原孝浩 著 2013年5月刊 四六判/上製/236頁 本体2000円+税〔税込2200円〕 ISBN 978ー4ー902269ー60ー4 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 Ⅰ 癩患者・家族を「にんげん」と見ず「生殺し」にした医学・国策の冷血 Ⅱ 病み棄てられて——丸ごとの人生被害を聞く 患者運動の先駆者 母が言った「罪人じゃあ、ありません」 三度命拾いして活動を続ける在日コリアン 園内での積極交流で「仮孫」が千人 正義は必ず勝つ 不当な処遇と闘い続けて この人たちによって生かされた 故郷に帰ることはないだろう 壕掘りで沖縄戦をしのぐ 強制堕胎を話さぬまま逝った母 【解説】ハンセン病という病 二十余カ所を渡り歩いて 大学卒業後、大手商社に就職して再発 在園七十年の生き字引き 韓国・小鹿島を訪ねて 沖縄・西表島を訪ねて 圧倒されたいのちの息づかい——あとがきに代えて 資料 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 三宅一志(みやけ・かずし) 1947(昭和22)年、岡山県玉野市生まれ。1969(昭和44)年〜2009(平成21)年、朝日新聞記者。一貫して取材現場に立ってきた。29歳だった1977(昭和52)年、朝日新聞香川版に「ハンセン病の軌跡——大島青松園」を125回、単独で連載。翌年『差別者のボクに捧げる!——ライ患者たちの苦闘と記録』と改題して晩聲社から出版。ほかに『熟年放浪——清貧出会い旅』(文藝春秋)、『憲兵物語』(光人社)などがある。ハンセン病市民学会維持会員。 福原孝浩(ふくはら・たかひろ) 1941(昭和16)年、島根県益田市生まれ。兵庫県尼崎市の公立中学校勤務を経て帰省。34年前から在日コリアン問題や解放教育に取り組む。「国賠訴訟」で原告勝訴の判決が出た2001(平成13)年からハンセン病問題にかかわり、十数人の元患者らと親交を重ねる。益田市に同訴訟の原告側弁護士や療養所の入所者を招いて講演会を開いたり、学校・社会教育などの場でハンセン病問題を語る。ハンセン病市民学会会員。子ども支援塾経営。
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北海道電力〈泊原発〉の問題は何か
¥1,760
〈泊原発〉が事故を起こせば、西風にのって放射能は全道に拡がり「日本の食糧基地」は壊滅する。立地の地形・構造上の弱点・倫理と法の問題・稼働の意味など、各分野の専門家がその危険性を指摘した〈泊原発〉に関する唯一の本。 泊原発の廃炉をめざす会 編 2012年11月刊 四六判/並製/263頁 本体1600円+税〔税込1760円〕 ISBN 978-4-902269-55-0 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 第1章 日本を変えるステージの始まり 第2章 倫理から見た原発 第3章 泊原発に迫る地震と津波の危険 第4章 泊原発は構造的にどこが危険なのか 第5章 フクシマで起きたことが泊で起こったら 第6章 原発なしでも北海道はやっていける 第7章 司法は福島事故に重い責任がある —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【編者略歴】 泊原発の廃炉をめざす会 2011年7月7日に設立された市民団体。「泊原発の廃炉を求める訴訟」の原告団、弁護士を支援するとともに、函館市や北海道全体に大きな危険をもたらす大間原発の建設に反対している。
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