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〈聞き書き〉新しい家族のカタチ 子どもを迎える/育てる女性カップルたち
¥1,210
政治家秘書によるLGBT差別発言、形ばかりで中身が伴わないパートナーシップ制度、出生数80万人割れの少子化……そのすべてに関わる子育てするレズビアンカップルの〈表〉には出てこなかった〈生の声〉を伝える本。 A5判ブックレット112頁 978-4-909281-52-4 〈目次〉 プロローグ 疑問の答えを見つけたくて 第1章 五〇代で女性パートナーとともに五歳の子どもを育てる〈まーりんさん〉の話 自分自身のセクシャリティ/パートナーとの出会い/シリンジ法で子どもを迎える/二人の人から精子提供を受けて/親戚として出産に立ち会う/子育て/子どもにどう伝えるか/二人の教育方針/五〇代――おばあちゃん世代の子育て/子育ての面白さ/法的に守られていない同性カップルの親子関係/周囲との関わり方/家族の証明――パートナーシップと公正証書/同性にも結婚の選択肢を/うちにパパはいない――子どもから見た家族/息子はおそらく出自のことで悩まない 第2章 四〇代で女性パートナーとともに二人の子どもを育てる〈マミーチャンヌさん〉の話 二〇代での結婚と離婚/今の家族になるまで/子どもたちへのカミングアウト/カミングアウトのきっかけ/子どもたちに受け入れてもらえるかどうか/うちはママが二人――パートナーと子どもたち/周りの人へのカミングアウト/LGBTQに対する理解/親の反応/親戚にカミングアウトするかどうか/パートナーシップと法整備と反LGBTの動き/仕事とセクシャリティ/最近の思い出/子どもたちはアライ 第3章 三〇代の女性二人で一歳の子どもを育てる〈かえでさん〉〈りつさん〉の話 二人の出会い/情報収集/「親戚のおじさん」的なドナーとの関係/妊娠期と出産/家族の状況/職場へのカミングアウト/子どもが生まれてから/望まれて生まれたことを伝えたい 第4章 二〇代の二人で0歳の子どもを育てる〈しおんさん〉〈ともえさん〉の話 二人の出会い/ドナー探し/カミングアウト/LGBTの認識/妊娠と出産/家族の役割/これからのこと/家族の関係性 エピローグ ルポ・さっぽろレインボープライド2022 「にじいろかぞく」とともに/パレードスタート/周りの人たち/パレードが終わって 解題 「聞き書き」を通じて見えてくるリプロダクティブ・ヘルス/ライツの問題 大島寿美子 〈著者略歴〉 遠藤あかり(えんどう・あかり) 2000年、北海道大空町生まれ。北星学園大学文学部心理・応用コミュニケーション学科卒業。本書は2022年度の卒業研究をもとにしたもの。 大島寿美子(おおしま・すみこ) 1964年、東京生まれ。北星学園大学文学部教授。著書に『がんの「語り」――語り手の養成から学校・医療・企業への派遣まで』(共著、寿郎社)、『「絆」を築くケア技法 ユマニチュード』(誠文堂新光社)、など。
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《世界》がここを忘れても アフガン女性ファルザーナの物語
¥1,980
9.11後のNATO侵攻、タリバン政権の崩壊と混乱、そしてISの台頭…… 激動のなか、それでも国内で暮らし、あるいは難民キャンプで生活せざるをえなくなったアフガンの人々。とりわけ、虐げられてきた女性たちは、その後どうなったのでしょうか? 日本の「RAWAと連帯する会」代表の著者が現地での活動を通して知り合ったアフガンの女性たちから聞いた話を「ファルザーナ」という一人の大学生のストーリーに再構成し、美しい絵とともに紹介する〈解説付き絵本〉を制作しました。 《世界》がここを忘れても アフガン女性ファルザーナの物語 文・清末愛砂/絵・久保田桂子 四六判 88頁 上製 ISBN 9784909281265 C0036 発売日 2020年2月
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ペンとミシンとヴァイオリン アフガン難民の抵抗と民主化への道
¥1,650
どれほど過酷な環境にあっても教育こそが社会を変える――。憲法学・家族法とアフガニスタンのジェンダーに基づく暴力を研究する著者が見た、ペン(識字教育)とミシン(職業訓練)とヴァイオリン(芸術教育)の力で闘う、アフガニスタン女性革命協会(RAWA)などのエンパワメントの記録(写真集)。 【目次】 RAWAを訪ねる旅へ 第1章 難民キャンプを歩く 〈Iー11キャンプ〉〈バレリーキャンプ〉〈SAAJS〉 第2章 ヘワド高校の自由のための教育 第3章 分断された街ペシャーワル 第4章 首都カーブルの風景 第5章 学びを通した女性のエンパワメント 〈OPAWC〉〈HAWCA〉 第6章 AFCECOの子どもの夢と生活 哀れみの涙ではなく、ともに闘う勇気を 【書籍情報】 四六判並製 100頁(カラー50頁) ブックデザイン 鈴木一誌+吉見友希 ISBN 9784909281272 C0036 発行 2020年8月
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北海道大学もうひとつのキャンパスマップ――隠された風景を見る、消された声を聞く
¥1,760
北大ACMプロジェクト編 四六判 208頁 並製 ISBN 9784909281159 C0026 発売日 2019年6月 【内容】 ※ポプラ並木やクラーク博士は載ってません アイヌコタン、植民地主義、軍事研究…… 札幌のド真ん中に位置する“観光名所"北海道大学札幌キャンパスには、大学が積極的に語ろうとしない〈歴史〉がある―― 有志教員と学生が外部の研究者にも協力を仰いで完成させた、北大の知られざるもうひとつの歴史ガイド。 「開拓150年」「ウポポイ開設」「オリンピック招致」に湧く今こそ身につけておきたい、これからの北海道を考えるうえで重要な視点の詰まった一冊。 【目次】 【Iかつての風景を想像してみる】 あるアイヌ遺骨のふるさと……小田博志 コトニ・コタンと琴似又市氏……谷本晃久 恵迪寮の地下に眠る農耕集落……高瀬克範 植物園の竪穴住居跡……高瀬克範 アイヌ音楽に影響を受けた伊福部昭……前川公美夫 【II北大の植民地主義を考える】 1015人が眠るアイヌ納骨堂……植木哲也 佐藤昌介の植民学講座……番匠健一 林善茂によるアイヌ差別講義事件……植木哲也 「国際社会」における新渡戸稲造……小山田伸明 新渡戸稲造と植民地台湾の農民……張易臻 古河講堂と足尾銅山鉱毒事件……小田博志 古河講堂「旧標本庫」人骨放置事件……井上勝生 開拓使仮学校と東京イチャルパ……関口由彦 【III北大と戦争の関わりを知る】 大本営門標と行在所門標……阿知良洋平 スパイに仕立て上げられた北大生と英語教師……立木ちはや 北大工学部の軍事研究……山形定 軍事研究に関する議論を巻き起こした中谷宇吉郎……笹岡正俊 憲法裁判と学生に向き合った深瀬忠一……前田輪音 【Ⅳ大学と学問のあり方を問う】 森林科初代教授・新島善直の足跡……小池孝良 演研青テント撤去事件――大学の土地・施設利用をめぐる闘い……桃井希生 北大初の女子トイレの設置を求めて……下郷沙季 大学を開く――アイヌ学/和人学をめざして……モコットゥナㇱ 先住民と大学の関係を考える――カナダの事例から……近藤祉秋
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アカデミック・ハラスメントの解決
¥2,200
北仲千里 横山美栄子 四六判 192頁 並製 ISBN978ー4ー909281ー00ー5 C0037 発売日 2017年8月 理不尽な叱責や差別的発言、ネグレクト、長時間の実験の強要、不適切なオーサーシップによる研究成果の横奪……。広島大学ハラスメント相談室の相談員二人が大学や研究機関で起こっているさまざまな問題を取り上げ、具体的に解決するための方法を明かす。
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「慰安婦」問題の境界を越えて
¥880
テッサ・モーリス‐スズキ 玄武岩 植村隆 A5版 108頁 並製 ISBN978ー4ー909281ー03ー6 C0036 発売日 2017年7月 連合国軍兵士が見た戦時性暴力、各地にできた〈少女像〉、朝日新聞と植村元記者へのバッシングについて、 北海道大学で行われたシンポジウムをまとめたブックレット。「慰安婦」問題の入り組んだ状況を解きほぐす。
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〈ルポ〉かわいい! 竹久夢二からキティちゃんまで
¥1,980
青栁絵梨子(共同通信記者) 四六判 245頁 フランス装 ISBN978ー4ー902269ー72ー7 C0036 発売日 2014年10月 世界に輸出されるkawaii―― それはトキメキを求める少女たちの魔法のコトバ、 抵抗と解放の合い言葉! 女の子自身も気づかなかった戦前から続く〈少女文化〉の奥深さを若き女性記者が”目”と”耳”と”足”で探る――。 地方紙各紙に掲載されて反響を呼んだ共同通信の人気連載企画を単行本化。
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