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被曝インフォデミック
¥1,210
原発事故後10年をへても放射線による健康被害は軽視・無視され続けている。政府のいうトリチウムの安全性、モニタリングポストの数値、被曝線量の単位シーベルトを信じてはならない——。〈内部被曝〉を利用したがんの放射線治療に従事してきた医師による警告の書。 西尾正道 著 2021年3月刊 A5判/並製/132頁 本体1100円+税〔税込1210円〕 ISBN 978-4-909281-32-6 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに 第1章 棄民政策を続ける原子力ムラの事故後の対応 第2章 放射線治療医として 第3章 閾値とICRPの数値の欺瞞性 第4章 原発事故による放射線被曝を考える 第5章 隠蔽され続ける内部被曝の恐ろしさ 第6章 長寿命放射性元素体内取り込み症候群について 第7章 トリチウムの健康被害について あとがき —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 西尾正道(にしお・まさみち) 1949年生まれ。函館市出身。札幌医科大学卒業。1974年、国立札幌病院・北海道がんセンター(現・(独)国立病院機構・北海道がんセンター)放射線科勤務。2008年、同センター院長、2013年より名誉院長。日本医学放射線学会放射線治療専門医。日本放射線腫瘍学会名誉会員。日本頭頸部癌学会名誉会員。日本食道学会特別会委員。「市民のためのがん治療の会」顧問。著書に『放射線健康障害の真実』『がん患者3万年と向きあった医師が語る正直ながんのはなし』『患者よ、がんと賢く闘え!』(以上、旬報社)、『被ばく列島』(小出裕章氏との共著、KADOKAWA)など。
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泊原発とがん[寿郎社ブックレット1]
¥770
著者・斎藤武一が保健所で偶然手に入れた資料『北海道における主要死因の概要』——。その統計資料によると、泊原発が稼働してから【がん死亡比】がナンバー1の道内市町村は「泊村」であるという。2位は対岸にある「岩内町」、3位も近郊の「寿都町」……。事故が起きなくても放射性物質を出し続ける原子力発電所。泊原発の放射性物質は、風に乗り、雨に混じり、北海道各地に降り注いでいるのではないか!?〈泊原発とがん〉の関係について論じた衝撃のリポート。 斎藤武一 著 2016年10月刊 A5判/並製/86頁 本体700円+税〔税込770円〕 ISBN 978ー4ー902269ー87ー1 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 第Ⅰ部 泊原発周辺で〈がんの過剰死〉が起きている 1 〈泊原発とがん〉を調べるきっかけ 2 資料を読み解きわかった衝撃の事実 3 内陸より〈がん死〉が多い海沿いの町 第Ⅱ部 なぜ内陸部で〈乳がん死〉が増えているのか? 1 泊原発と〈乳がん死〉の関係について 2 泊原発が運転する前と運転した後の変化 3 札幌など五大都市の〈乳がん死〉 4 [追論]泊原発周辺のがん多発のさらなる要因について [巻末資料] —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 斎藤武一(さいとう・たけいち) 1953年、北海道岩内町生まれ。岩内町職員(保育士)を経て現在岩内町で学主塾を経営。市民団体「岩内原発問題研究会」代表。「泊原発の廃炉を求める訴訟」原告団長。「原子炉メーカーを糾弾する会」副代表。 泊原発から出る温排水の影響を調べるため1978年、25歳のときから岩内港の防波堤で水温観測を開始し、2016年現在も継続中。泊村の泊原発から海を挟んで6キロほどの距離にある地元岩内町で原発に反対し続ける。 著書に『【原発紙芝居】子どもたちの未来のために——とても悲しいけれど空から灰がふってくる』(寿郎社、2013年)、『海の声を聞く——原子力発電所温排水の観測25年』(七つ森書館、2003年)、『木田金次郎 山ハ空ヘモレアガル』(北海道新聞社、2007年)、『理想の保育園——障がい児は神様』(文芸社、2009年)がある。
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大間原発と日本の未来
¥2,090
プルトニウムを消費するために下北半島に建設されている世界初のフルMOX原発〈大間原発〉。対岸の函館市でその建設反対運動にかかわってきた著者が”世界一危険な原発”大間原発の実相を自身の体験と地元の人々の言葉から描いた。日本のいまと未来を考えるための〈辺境〉からの現場報告。 野村保子 著 2015年3月刊 四六判/並製/296頁 本体1900円+税〔税込2090円〕 ISBN 978ー4ー902269ー76ー5 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 序章 豊かな海にあらわれた〈怪物〉 第1章 大間町訪問——二〇一二年八月 第2章 危険な原発を受け入れたまち 第3章 大間町で反対する人——熊谷あさ子さんの闘い 第4章 大間町で反対する人々——市民グループと漁師たちの闘い 第5章 対岸のまち函館の反対運動——〈ストップ大間原発道南の会〉ができるまで 第6章 裁判にいたる道 第7章 フルMOX原発の危険性 第8章 改良型沸騰水型軽水炉ABWRとは何か 第9章 危険な実験——初めてづくしの大間原発 第10章 なぜ大間町だったのか——“犠牲”となる下北半島 第11章 函館の反原発運動の広がり 第12章 大間原発の未来の姿 第13章 変わる大間町 終章 地方自治体が原発を止める——函館市の挑戦 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 野村保子(のむら・やすこ) 北海道函館市生まれ。フリーライター。1980年代から無農薬野菜の共同購入グループに参加。1994年から反原発運動にかかわる。著書に『原発に反対しながら研究を続ける小出裕章さんのおはなし』(クレヨンブックス)がある。
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〈ルポ〉原発はやめられる——ドイツと日本
¥1,870
第27回地方出版文化功労賞功労賞奨励賞受賞。 ドイツ社会の〈哲学〉とエネルギー転換の現場、そして福島の現実を詳細に取材して、原発の”なし崩し的再稼働”に走る日本社会に警鐘を鳴らす。 小坂洋右 著 2013年8月刊 四六判/並製/240頁 本体1700円+税〔税込1870円〕 ISBN 978ー4ー902269ー61ー1 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 序章 一九九二年、ベラルーシにて 第1章 倫理委員会で決めたドイツの脱原発 第2章 社会学者を訪ねてドイツへ 第3章 科学文明のリスク―チェルノブイリの教訓 第4章 福島第一原発という人災事故 第5章 モラルが崩壊する時 第6章 未来へのツケ 第7章 ドイツ・エネルギー転換の現場 第8章 熱い住民運動、中立の専門家 第9章 福島——コミュニティーの分断と生命圏の痛み 第10章 日本の進むべき道 終章 前福島県知事・佐藤栄佐久さんとの対話 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 小坂洋右(こさか・ようすけ) 1961年(昭和36年)札幌市生まれ。北海道大学文学部卒。英オックスフォード大学ロイター・ファウンデーション・ジャーナリスト・プログラム修了。アイヌ民族博物館学芸員などを経て北海道新聞記者に。北海道庁公費乱用取材班として新聞協会賞、日本ジャーナリスト会議(JCJ)奨励賞を受賞。
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【原発紙芝居】子どもたちの未来のために——とても悲しいけれど空から灰がふってくる
¥1,650
北海道岩内町で〈泊原発〉の温排水を35年以上測り続ける元・町職員の著者が、原発と放射能の怖さをわかりやすく「故郷の海を守りたい」「とても悲しいけれど空から灰がふってくる」の二話にまとめた紙芝居(絵本)。一時間余りの実演DVD付き。 斎藤武一 著 2013年4月刊 A5変型判/並製/96頁 本体1500円+税〔税込1650円〕 ISBN 978ー4ー902269ー59ー8 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに 故郷の海を守りたい とても悲しいけれど空から灰がふってくる あとがき —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 斎藤武一(さいとう・たけいち) 1953年、北海道岩内町生まれ。岩内町職員(保育士)を経て現在岩内町で学主塾を経営。市民団体「岩内原発問題研究会」代表。「泊原発の廃炉を求める訴訟」原告団長。「原子炉メーカーを糾弾する会」副代表。 泊原発から出る温排水の影響を調べるため1978年、25歳のときから岩内港の防波堤で水温観測を開始し、2016年現在も継続中。泊村の泊原発から海を挟んで6キロほどの距離にある地元岩内町で原発に反対し続ける。 著書に『海の声を聞く——原子力発電所温排水の観測25年』(七つ森書館、2003年)、『木田金次郎 山ハ空ヘモレアガル』(北海道新聞社、2007年)、『理想の保育園——障がい児は神様』(文芸社、2009年)がある。
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北海道電力〈泊原発〉の問題は何か
¥1,760
〈泊原発〉が事故を起こせば、西風にのって放射能は全道に拡がり「日本の食糧基地」は壊滅する。立地の地形・構造上の弱点・倫理と法の問題・稼働の意味など、各分野の専門家がその危険性を指摘した〈泊原発〉に関する唯一の本。 泊原発の廃炉をめざす会 編 2012年11月刊 四六判/並製/263頁 本体1600円+税〔税込1760円〕 ISBN 978-4-902269-55-0 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 第1章 日本を変えるステージの始まり 第2章 倫理から見た原発 第3章 泊原発に迫る地震と津波の危険 第4章 泊原発は構造的にどこが危険なのか 第5章 フクシマで起きたことが泊で起こったら 第6章 原発なしでも北海道はやっていける 第7章 司法は福島事故に重い責任がある —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【編者略歴】 泊原発の廃炉をめざす会 2011年7月7日に設立された市民団体。「泊原発の廃炉を求める訴訟」の原告団、弁護士を支援するとともに、函館市や北海道全体に大きな危険をもたらす大間原発の建設に反対している。
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