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北海道大学もうひとつのキャンパスマップ——隠された風景を見る、消された声を聞く

¥1,760 税込

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※ポプラ並木やクラーク博士は載ってません

アイヌコタン、植民地主義、軍事研究……
札幌のド真ん中に位置する“観光名所”北海道大学札幌キャンパスには、大学が積極的に語ろうとしない〈歴史〉がある——
有志教員と学生が外部の研究者にも協力を仰いで完成させた、北大の知られざるもうひとつの歴史ガイド。
「開拓150年」「ウポポイ開設」「オリンピック招致」に湧く今こそ身につけておきたい、これからの北海道を考えるうえで重要な視点の詰まった一冊。

北大ACMプロジェクト 編

2019年6月刊[初版]
2024年6月刊[第2版]
四六判/並製/208頁
本体1600円+税〔税込1760円〕
ISBN 978-4-909281-15-9 C0026

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【目次】
[I かつての風景を想像してみる]
あるアイヌ遺骨のふるさと⋯⋯小田博志
コトニ・コタンと琴似又市氏⋯⋯谷本晃久
恵迪寮の地下に眠る農耕集落⋯⋯高瀬克範
植物園の竪穴住居跡⋯⋯高瀬克範
アイヌ音楽に影響を受けた伊福部昭⋯⋯前川公美夫

[II 北大の植民地主義を考える]
1015人が眠るアイヌ納骨堂⋯⋯植木哲也
佐藤昌介の植民学講座⋯⋯番匠健一
林善茂によるアイヌ差別講義事件⋯⋯植木哲也
「国際社会」における新渡戸稲造⋯⋯小山田伸明
新渡戸稲造と植民地台湾の農民⋯⋯張易臻
古河講堂と足尾銅山鉱毒事件⋯⋯小田博志
古河講堂「旧標本庫」人骨放置事件⋯⋯井上勝生
開拓使仮学校と東京イチャルパ⋯⋯関口由彦

[III 北大と戦争の関わりを知る]
大本営門標と行在所門標⋯⋯阿知良洋平
スパイに仕立て上げられた北大生と英語教師⋯⋯立木ちはや
北大工学部の軍事研究⋯⋯山形定
軍事研究に関する議論を巻き起こした中谷宇吉郎⋯⋯笹岡正俊
憲法裁判と学生に向き合った深瀬忠一⋯⋯前田輪音

[Ⅳ 大学と学問のあり方を問う]
森林科初代教授・新島善直の足跡⋯⋯小池孝良
演研青テント撤去事件——大学の土地・施設利用をめぐる闘い⋯⋯桃井希生
北大初の女子トイレの設置を求めて⋯⋯下郷沙季
大学を開く——アイヌ学/和人学をめざして⋯⋯モコットゥナㇱ
先住民と大学の関係を考える——カナダの事例から⋯⋯近藤祉秋

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【編者略歴】
北大ACMプロジェクト
北海道大学の埋もれた歴史を掘り起こし、ACM(オルタナティブ・キャンパス・マップ)を制作するために集まった北大の有志教員と学生のグループ。

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