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難行苦行の〈絵描き遍路〉をやってみた——四国八十八カ所を歩いて描く
¥1,870
体力自慢の富良野の絵描きが野宿しながら八十八カ所をひと寺一時間で描いて廻った前人未到の歩き遍路。各寺の御朱印も絵とともに収録。北大路公子も絶賛の寺めぐりエッセイ。 イマイカツミ 著 2019年10月刊 四六判/並製/248頁 本体4500円+税〔税込4950円〕 ISBN 978-4-909281-16-6 C0026 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 第1日 いきなりのお接待に面食らう―徳島県鳴門市大麻町~板野郡板野町(旅館泊) 第2日 足に水ぶくれが出来ていた―徳島県板野郡板野町~阿波市土成町(ビジネスホテル泊) 第3日 遍路ころがしを甘く見ていた―徳島県阿波市土成町~名西郡神山町(野宿/番外霊場・柳水庵) 第4日 遍路ころがしは終わらない―徳島県名西郡神山町~徳島市一宮町(旅館泊) 第5日 痛む足を引きずり地蔵越え―徳島県徳島市一宮町~徳島市八万町(野宿/八万温泉の駐車場) 第6日 風景や文化を楽しむ余裕がない―徳島県徳島市八万町~勝浦郡勝浦町(野宿/星谷運動公園) 第7日 謎の女性に再び出会う―徳島県勝浦郡勝浦町~阿南市新野町(旅館泊) 第8日 荷の重さに辟易しながら海に出る―徳島県阿南市新野町~海部郡美波町(野宿/道の駅・日和佐) 第9日 海を見ながらただひたすら歩く―徳島県海部郡美波町~海部郡海陽町(野宿/道の駅・宍喰温泉) 第10日 絶対勝ち抜いてやると僕は思った―徳島県海部郡海陽町~高知県室戸市佐喜浜町(旅館泊) ⋯⋯ほか。 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 イマイカツミ(今井克) 1975年大阪府生まれ、横浜市育ち。成蹊大学文学部卒。出版社に勤務したのち退社して画業に専念。2001年、北海道富良野市に移住し、農作業ヘルパーなどをしながら北海道や国内外の風景を描き続ける。著書に『廃材もらって小屋でもつくるか——電力は太陽と風から』(川邉もへじ・家次敬介との共著、寿郎社)、画文集に『谷間のゆり夕張』『大地のうた富良野』『北海道の駅舎(上・下)』(いずれも寿郎社)、『大人が楽しむはじめての塗り絵——北海道の旅』(いかだ社)がある。
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日本の歩みを強く危惧する——93歳原爆体験者からの訴え
¥1,650
〈憎悪〉ではなく〈和解〉のために 明治以来、日本はアジアの近隣諸国に多大な加害を及ぼしながら、戦後、その責任の取り方が極めて不十分であった。そのため〈和解〉が未だできずにいる。特に安倍政権は過去を正当化し、米国の軍事力への依存を強め、近隣諸国との〈対立〉を激化させている。 今、日本はどのような道を進むべきなのか——。 広島で被爆し、肌で十五年戦争を知る最後の世代からの全身全霊のメッセージ。 玖村敦彦 著 2019年9月刊 四六判/並製/156頁 本体1500円+税〔税込1650円〕 ISBN 978-4-909281-17-3 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 まえがき Ⅰ 改訂版 私の昭和二〇年八月一五日とその前後/皇国史観とそれに関連するいくつかのこと/うた草稿——戦争を想起して八五歳頃詠んだ八首/二〇一八年に送付した手紙1/二〇一八年に送付した手紙2 Ⅱ 〔講演〕岐路に立つ日本——日本会議の主張する道を進むか、それと対極的な道を進むか?/「日中の和解を庶民の立場から考える会」での発言から Ⅲ 戦中派・戦後派の多くの皆さんへ/第二次大戦後の加害責任の取り方における日・独の違い/日本が殺害した人々の追悼施設を作ろう/沖縄の人々のことをわが身のこととして考えよう Ⅳ 『改訂版 かえりみる日本近代史とその負の遺産』について/日本は核兵器の廃絶さらに世界平和の実現を目指そう あとがき —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 玖村敦彦(くむら・あつひこ) 1926年(大正15年)山口県生まれ。札幌市在住。少・青年期を広島市で過ごす。1945年8月、旧制広島高等学校2年の時、原爆を体験する。同校卒業後、東京大学農学部農学科に進学し、卒業後は農学科農学第二講座(作物学研究室)に残り、光合成を中心として作物の生理・生態を研究するほか、耕地の炭素循環を生態系生態学の視点から解析。定年後、東京大学名誉教授。1986〜95年、国士舘大学教授。 80歳ごろより戦争・原爆の記憶から日本の近代史に強い関心を持つようになる。歴史関係の著書に『改訂版 かえりみる日本近代史とその遺産』(寿郎社)がある。
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アイヌの法的地位と国の不正義——遺骨返還問題と〈アメリカインディアン法〉から考える〈アイヌ先住権〉
¥2,310
〈アイヌ遺骨返還訴訟〉の弁護人である著者が、近世以降のアイヌと日本国の関係を問い直し、アメリカで19世紀前半に確立した〈インディアン法〉と比較しながら〈アイヌ先住権〉の確立を訴えた、初の法学的アイヌ研究の書。 市川守弘 著 2019年4月刊 四六判/並製/232頁 本体2100円+税〔税込2310円〕 ISBN 978-4-909281-14-2 C0032 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はしがき 序章 アイヌ遺骨の返還から〈アイヌ法〉の確立へ 一、研究目的でのアイヌ遺骨の収集 二、江戸時代のイギリス人によるアイヌ遺骨発掘事件 三、遺骨返還拒否の理由は何か 四、遺骨返還訴訟の提起と北海道大学の主張 五、日本政府の遺骨返還についての基本的考え 六、アイヌの人たちの主張 七、裁判所による和解勧告とその影響 八、アイヌ集団(コタン)の権限 第一章 先住民族の権利に関する国際連合宣言 一、先住民族の権利に関する国際連合宣言 二、国際条約と国内法の整備 三、勝利は勝ち取るもの 四、日本国政府の義務 第二章 歴史から見たアイヌの法的地位 一、アイヌはどのように見られてきたか 二、江戸時代におけるアイヌ法的立場 第三章 明治政府によるコタンへの侵略 一、国際法を無視した明治政府 二、明治政府の新しい法制度(自然資源) 三、生活・文化面での明治政府の新しい法制度 四、新しい法制度の結果 第四章 〈アメリカインディアン法〉から学ぶこと 一、〈アメリカインディアン法〉とは何か 二、アメリカにおける先住権とその主体 三、アメリカ合衆国とインディアンの歴史 四、アメリカにおけるインディアンの同化政策 五、インディアントライブは主権を有する集団 六、主権とは何か 七、領土の線引きと先住民との関係 八、先住権と条約——サケ捕獲権をめ巡って 九、アイヌの先住権とインディアン法との比較 第五章 憲法と先住権、先住権の主体としてのコタン 一、憲法と先住権 二、コタンは存在するのか——現代におけるコタンの考え方 第六章 北海道旧土人保護法の廃止と日本国の向かう先 一、北海道旧土人保護法について 二、北海道旧土人保護法とドーズ法の異同 三、文化振興法とは何であったのか 四、日本の向かう先 おわりに 参考文献 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 市川守弘(いちかわ・もりひろ) 1954年東京生まれ。中央大学法学部卒。弁護士(1988年弁護士登録、現在旭川弁護士会所属)。1999~2002年、コロラド大学ロースクール自然資源法センターに留学。著書に『アメリカインディアン法の生成と発展——アイヌ法確立の視座として』(日弁研修叢書)、共著書に『アイヌの遺骨はコタンの土へ——北大に対する遺骨請求と先住権』(北大開示文書研究会編著、緑風出版)、主な論文にUnderstanding the Fishing Rights of the Ainu of Japan: Lessons Learned from American Indian Law, the Japanese Constitution, and International Law(Colorado Journal of International Environmental Law and Policy 2001)、「アイヌ人骨返還を巡るアイヌ先住権について」(『法の科学』45号)などがある。
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フチの伝えるこころ——アイヌの女の四季
¥2,750
1995年の名著『アイヌの四季』をアイヌ民族文化財団の助成を得て、英訳ページを付け、復刊しました。フチ(アイヌ語で尊敬すべきおばあさんの意)との暮らしのなかで著者が教わった、アイヌのこころや生活の知恵を紹介しています。 オハウやチタタプといったアイヌ料理のレシピも多数掲載されています! 右から開くと日本語版、左から開くと英語版という作りになっています。 計良智子 著 2018年12月刊 B5判/並製/208頁 本体2500円+税〔税込2750円〕 ISBN 978-4-909281-13-5 C0039 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 冬 春 夏 秋 ふたたび冬 おわりに —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 1947年、胆振管内白老町生まれ。「ヤイユーカラの森」運営委員。「ヤイユーカラ・アイヌ民族学会」創設メンバー、後、事務局長も務める。1994年「日本民藝館展」にチタラベ(花ござ)入選。2016年2月逝去。
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反ヘイト・反新自由主義の批評精神——いま読まれるべき〈文学〉とは何か
¥2,200
“批評”は停滞と閉塞を打ち破る。アイヌ民族・沖縄・原発などをめぐってSNSで欺瞞がはびこり、「極右」「オタク(萌え)」「スピリチュアル」な言説がもてはやされるなかで、気鋭の文芸批評家が放った渾身の“一矢”。 文学界・思想界からの反響・反発が必至の〈禁断〉の文芸評論集。 岡和田晃 著 2018年8月刊 四六判/並製/434頁 本体2000円+税〔税込2200円〕 ISBN 978-4-909281-12-8 C0095 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに Ⅰ ネオリベラリズムに抗する批評精神 ◉真空の開拓者——大江健三郎の「後期の仕事」 ◉「核時代の想像力」と子どもの「民話」——『はだしのゲン』への助太刀レポート ◉世界の革命家よ! 孤立せよ! ◉「歴史の偽造」への闘争——『日本人論争 大西巨人回想』 ◉文学に政治を持ち込む戦術の実践——陣野俊史『テロルの伝説 桐山襲烈伝』 ◉高橋和巳、自己破壊的インターフェイス ◉破滅の先に立つ批評——神山睦美『希望のエートス 3・11以後』 ◉「近代文学の終り」と樺山三英「セヴンティ」——3・11以後の〈不敬文学〉 ◉選び取り進むこと——山城むつみインタビュー Ⅱ ネオリベラリズムを超克する思弁的文学 ◉青木淳悟——ネオリベ時代の新しい小説 ◉「饒舌なスフィンクス」からの挑戦状——青木淳悟『匿名芸術家』 ◉『北の想像力』という巨大な〈弾〉 ◉『北の想像力』の試み——「仮説の文学」でネオリベに対峙 ◉『北の想像力』という「惑星思考」——山林に自由存せず、から始まる〈北海道文学〉史の再考 ◉「私」と〈怪物〉との距離——藤野可織の〈リアリズム〉 ◉日常の裏に潜む別世界——小山田浩子『穴』 ◉林美脉子という内宇宙 ◉「作者の死」、パンドラゲートのその先へ——林美脉子『タエ・恩寵の道行』栞文 ◉文学による「報道」——笙野頼子『さあ、文学で戦争を止めよう 猫キッチン荒神』 Ⅲ 北方文学の探求、アイヌ民族否定論との戦い ◉小熊秀雄を読む老作家・向井豊昭を読む ◉夷を微かに希うこと——向井豊昭と木村友祐 ◉アイヌ民族否定論の背景 ◉環太平洋的な「風景」を描いた民族誌——金子遊『辺境のフォークロア』 ◉私たちは『アイヌ民族否定論に抗する』をなぜ編んだか——岡和田晃×マーク・ウィンチェスター ◉北限で詠う詩人たち、「途絶えの空隙」とそこからの飛翔 ◉放射能が「降る降る」現実を前に——小坂洋右『大地の哲学 アイヌ民族の精神文化に学ぶ』 ◉中央の暴力を掻き回す辺境の言葉——向井豊昭『怪道をゆく』 ◉ノッカマップを辿り直して ◉「がんばれニッポンっ!」という空白を埋める——木村友祐『イサの氾濫』 ◉生きられる隙間を探せ——木村友祐『野良ビトたちの燃え上がる肖像』 ◉歴史修正主義に抗する先住民族の「生存の歴史」——津島佑子『ジャッカ・ドフニ』 ◉津島佑子と「アイヌ文学」——pre-translationの否定とファシズムへの抵抗 ◉歴史修正主義と〈マイノリティ憑依〉をともに打破する言葉はどこか——教育者にして作家・向井豊昭の調査と思索、その原点 ◉〈アイヌ〉をめぐる状況とヘイトスピーチ——向井豊昭「脱殻」から見えた「伏字的死角」 ◉「文化振興」に矮小化される「アイヌ政策」を批判、表象と政治のねじれた関係を解きほぐす——計良光範『ごまめの歯ぎしり』 ◉マイノリティ相互の関係史を資料と証言で掘り下げる——石純姫『朝鮮人とアイヌ民族の歴史的つながり』 ◉江原光太と〈詩人のデモ行進〉——『北海道=ヴェトナム詩集』再考 ◉江原光太と〈詩人的身体〉——郡山弘史、米山将治、砂澤ビッキ、戸塚美波子らを受け止めた器 ◉断念の感覚の漂着点——中原清一郎『人の昏れ方』 ◉異議を申し立てる文学——木村友祐『幸福な水夫』 Ⅳ 沖縄、そして世界の再地図化へ ◉沖縄の英文学者・米須興文の「二つの異なった視点」——主に『ベン・ブルベンの丘をめざして』収録文から考える ◉移動と語りの重ね書きによる世界の再地図化——宮内勝典『永遠の道は曲りくねる』 あとがき —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 岡和田晃(おかわだ・あきら) 1981年、北海道上富良野町生まれ。早稲田大学第一文学部卒。筑波大学大学院人文社会科学研究科で修士号を取得。文芸評論家、ゲームデザイナー、東海大学文芸創作学科非常勤講師。「「世界内戦」とわずかな希望——伊藤計劃『虐殺器官』へ向き合うために」で第五回日本SF評論賞優秀賞受賞(2010年度)。2014年、『北の想像力——《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅』(編集、寿郎社)で第35回日本SF大賞最終候補。2016年、『破滅(カタストロフィー)の先に立つ——ポストコロニアル現代/北方文学論』で第50回北海道新聞文学賞創作・評論部門佳作。2015年の『アイヌ民族否定論に抗する』(共編著、河出書房新社)は広く話題となり、関連して、反ヘイトの評論・公演活動を行なう。 その他の著作に『アゲインスト・ジェノサイド』(新紀元社)、『「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計劃・SF・現代文学』(アトリエサード)、『向井豊昭傑作集 飛ぶくしゃみ』(編著、未來社)、『向井豊昭の闘争 異種混淆性(ハイブリディティ)の世界文学』(未來社)、『世界にあけられた弾痕と、黄昏の原郷——SF・幻想文学・ゲーム論集』(アトリエサード)、『石牟礼道子——さようなら、不知火海の言魂』(共著、河出書房新社)など。『エクリプス・フェイズ』(筆頭訳、新紀元社)ほか翻訳書も多数。 日本文藝家協会、日本SF作家クラブ、日本近代文学会、それぞれ会員。
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廃材もらって小屋でもつくるか——電力は太陽と風から
¥2,200
あこがれの富良野に五郎さん家風の小屋を20日で建てて暮らす—— 環境にも懐にもやさしい大人の秘密基地のつくり方ガイド。 イマイカツミ・川邉もへじ・家次敬介 著 2018年6月刊 A5判/コデックス装/168頁 本体2000円+税〔税込2200円〕 ISBN 978-4-909281-11-1 C0077 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに 0日目 心と材の準備をするの巻 1日目 イメージを膨らませるの巻 2日目 基礎をつくるの巻 3日目 躯体を組むの巻 4日目 屋根の骨組みをつくるの巻 5日目 屋根にトタンを張るの巻 6日目 小屋の細部を決めるの巻 7日目 窓と扉を付けてみるの巻 8日目 床をつくるの巻 9日目 防水シートを張るの巻 10日目 新しいアイデアを加えるの巻 11日目 小屋を暖かくするの巻 12日目 ウッドデッキをつくるの巻 13日目 電気のことを考えるの巻 14日目 太陽光パネルを取り付けるの巻 15日目 内壁を張るの巻 16日目 けがをするの巻 17日目 畳を注文するの巻 18日目 入口の造作に頭をひねるの巻 19日目 小屋の魅力を高めるの巻 20日目 ガラスと畳が入って完成!の巻 小屋を楽しむ おわりに —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 イマイカツミ(今井克) 1975年大阪府生まれ、横浜市育ち。成蹊大学文学部卒。出版社に勤務したのち退社して画業に専念。2001年、富良野市に移住し、農作業ヘルパーなどをしながら、北海道や国内外の風景を描き続ける。著書に『大人が楽しむはじめての塗り絵 北海道の旅』(いかだ社)、『大地のうた富良野』『北海道の駅舎』(いずれもイマイカツミ探訪画集、寿郎社)など。 川邉もへじ(かわなべ・もへじ) 1969年熊本県生まれ。ログハウス制作、工務店での仕事を経て、現在は南富良野町で大工兼木工作家。「cafe ゴリョウ」(富良野市)、「フォーチュンベーグルズ」、「ちっちゃなちっちゃなギャラリー珈琲ゆっくりYuku」(いずれも南富良野町)、などのリノベーションを手がけている。 家次敬介(いえつぐ・けいすけ) 1965年北海道中標津町生まれ。富良野高校卒。家電店勤務を経て独立し、現在は富良野市で「環境にやさしい電器店 有限会社三素」を経営。日夜、エコ製品の家庭への普及をめざし奔走している。
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近現代アイヌ文学史論〈近代編〉
¥3,190
アイヌ民族によって書かれた文学(小説・評論・詩歌)のすべてを論じた日本初のアイヌ文学通史——その上巻「近代編」がついに完成。 刺激的な内容と五〇〇ページを越えるボリュームで日本文壇と学会、読書界に波紋を呼ぶこと必至の大著! 須田茂 著 2018年4月刊 四六判/並製/528頁 本体2900円+税〔税込3190円〕 ISBN 978-4-909281-02-9 C0095 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに 序章 一節 「近現代」という時代区分について 二節 近現代のアイヌ民族における「文学」 三節 「アイヌ民族」の範囲 第1章 異言語(日本語)の強制と同化教育 一節 キリスト教によるアイヌ教育 二節 日本政府のアイヌ教育 三節 独立系のアイヌ教育 四節 金成太郎の位置 第2章 樺太からの発信〈その1〉——山辺安之助『あいぬ物語』 一節 山辺安之助の『あいぬ物語』の梗概 二節 『あいぬ物語』の出版経緯 三節 『あいぬ物語』の編集過程 四節 『あいぬ物語』の文学的評価 第3章 樺太からの発信〈その2〉——アイヌの民俗誌 一節 『極北の別天地』——バフンケ、アトイサランデ、シベケンニシの声 二節 千徳太郎治の『樺太アイヌ叢話』 三節 『樺太アイヌ叢話』について 四節 『樺太アイヌ叢話』の謎 第4章 武隈徳三郎の『アイヌ物語』とその周辺 一節 武隈徳三郎の『アイヌ物語』の出版経緯 二節 『アイヌ物語』の内容と意義 三節 知られざる武隈の生涯の解明 第5章 知里幸惠の『アイヌ神謡集』——原風景の創出 一節 知里幸惠の略歴 二節 アイヌ文学史における業績 三節 知里幸惠の文学の鉱脈 四節 『アイヌ神謡集』の波紋 五節 『アイヌ神謡集』の普遍性 第6章 詩歌人たちの登場——内なる越境の始まり 一節 違星北斗の文学と思想 二節 バチェラー八重子の献身 三節 森竹竹市の詩歌と訴え 第7章 近代後期の言論者たち 一節 貝澤藤蔵と『アイヌの叫び』(一九三一年) 二節 貫塩喜蔵(法枕)と『アイヌの同化と先蹤』(一九三四年) 三節 『蝦夷の光』を舞台とした言論(一九三〇〜三三年) 四節 辺泥和郎と『ウタリ乃光リ』(一九三二〜三四年) 五節 川村才登と「アイヌの手記」(一九三四年) 第8章 近代後期のキリスト教系アイヌ文学の系譜——ジョン・バチェラーの弟子たち 一節 『ウタリグス』(一九二一〜二五年?) 二節 『ウタリ之友』 三節 片平富次郎(一九〇〇〜五九年) 四節 向井山雄(一八九〇〜一九六一年) 五節 上西与一(?〜一九四四年?) 六節 知里高央(一九〇七〜六五年) 七節 山内精二(一九一一〜八五年) 八節 江賀寅三(一八九四〜一九六八年) 第9章 内なる越境文学としての近代アイヌ文学 一節 越境文学とは何か 二節 「内なる越境」とその特徴 三節 近代日本とアイヌ民族の「内なる越境」 四節 近代アイヌ文学のテーマとして「同化」と「同化政策」 五節 近代アイヌ文学の声、再び 六節 近代アイヌ文学の特徴と意義——結論として あとがき 主な参考文献 人名索引 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 須田茂(すだ・しげる) 1958年東京都生まれ。学習院大学法学部政治学科卒。民間企業に勤務する傍ら明治以来の近現代のアイヌ文学を研究し、その成果を「近現代アイヌ文学史稿(一)~(八)」として札幌の同人誌『コブタン』に発表。現在同誌に「現代編」を連載している。北海道文化財保護協会会員。神奈川県川崎市在住。 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【正誤表】 『近現代アイヌ文学史論〈近代編〉』の文中に誤りがありました。お詫びして下記の通り訂正いたします。(著者 須田茂) ●25頁7~11行目 誤 北海道アイヌ協会は、「北海道ウタリ協会」であった一九八〇年から自らアイヌ史編纂に着手し、北海道ウタリ協会アイヌ史編集委員会が『アイヌ史資料集』の発行を逐次開始した。現在までに第一期全八巻〔一九八〇年〕、第二期全七巻〔一九八四年〕が刊行されている。これは主に研究資料としての価値を認められた一次資料を収集・編纂したものである。しかしながらこれはあくまで歴史的資料の収録が中心で、アイヌ民族独自の視点に立った歴史観が示されたものではなかった。また一部の差別的視点が問題となった〔註3〕。」 正 北海道アイヌ協会は、「北海道ウタリ協会」であった一九八二年から自らアイヌ史編纂に着手していたが、紆余曲折を経て、北海道ウタリ協会アイヌ史編集委員会が『アイヌ史 資料編』〔第1巻~第4巻〕及び『北海道アイヌ協会・ウタリ協会 活動史編』〔第5巻〕の発行を逐次開始した。これは主に研究・参考資料としての価値を認められた諸資料・所蔵目録等を収集・編纂したものである。しかしながらこれはあくまで歴史的資料の収録が中心で、アイヌ民族独自の視点に立った歴史観が示されたものではなかった。(*1) ●34頁6~10行目 〔註3〕は削除します。 ●48頁4行目 誤 開校した 正 閉校した ●53頁7行目〔 〕内 誤 野村義一『野村義一と北海道ウタリ協会』 正 竹内渉『野村義一と北海道ウタリ協会』 ●88頁7行目(小見出し含む) 誤 説術者 正 説述者 ●89頁13~14行目(小見出し含む) 誤 三人の「説述者」はいずれも樺太から北海道への強制移住者で、北海道での不漁続きにより樺太に帰還したという人たちである。 正 全文削除します。(*2) ●89頁17行目~90頁1行目 誤 もうひとりの「説述者」であるシベケンニシについては山辺安之助の一歳年少であり、対雁で日本語を学んだ可能性がある。 正 全文削除します。(*2) ●149頁2行目 誤 知里高央 正 知里高吉 ●164頁7行目 誤 たち 正 だち ●169頁5行目 誤 津島祐子 正 津島佑子 ●241頁最終行 誤 常任幹事 正 常任監事 ●346頁1行目 誤 副会長 正 副理事長 ●364頁1~2行目 誤 北海道アイヌ協会の理事に就任 正 北海道アイヌ協会の監事、その後理事に就任 ●506頁18行目 誤 野村義一 正 竹内渉 ●521頁(人名索引) 誤 チェフサンマ 正 チュフサンマ 誤 知里高吉 正 149頁を追記 誤 知里高央 正 149頁を削除 誤 津島祐子 正 津島佑子 (*1)北海道ウタリ協会(当時)は河野本道著『アイヌ史資料集』の刊行には関与しておりません。ご指摘ならびにご教示いただきました竹内渉様に感謝いたします。 (*2)削除理由:三人の「説術(述)者」が強制移住者であるとの記述に誤りがあるため。ご指摘いただきましたエンチウ(樺太アイヌ)協会様に感謝いたします。
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古文書が伝える北海道の仰天秘話51
¥1,980
公文書館、博物館、図書館は〈宝の山〉! 徳川家康の黒印状から幕末の松前藩のクーデターを物語る文書、明治期の人事・政争・汚職の顛末がわかる記録まで—— 「北海道命名150年」の〈光〉と〈影〉も明らかに。 合田一道 著 2018年3月刊 A5判/並製/188頁 本体1800円+税〔税込1980円〕 ISBN 978-4-909281-0-81 C0021 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 まえがき 01 松前家、蝦夷島主の地位固める——徳川家康からの黒印状 02 アイヌ民族の懐柔と隷属化——「夷酋列像」に書かれた序文 03 日露初交渉の陰で消えた命——ヲロシャ人小屋外廻り之図 04 「噴火湾」と名付けたイギリスの探検船——「魯西亜船入津一件」に見るもう一つの異国船騒動 05 北海道初の官製道路、開削——近藤重蔵の偉業を伝える「東蝦新道記」 06 苫小牧に伝わる八王子千人同心隊の苦難——幽霊話を生んだ「梅の墓」の七言絶句 07 津軽藩士、斜里警備で大量死——生き残った藩士が伝えた壮絶な記録 08 心中事件を伝える「悲恋塚」——真相を隠蔽する「近藤家古文書」 09 ペリー艦隊の来航で松前藩が大騒ぎ——住人を震え上がらせた「箱館入港亜米利加船触書」 古文書コラム1——坂本龍馬らの人相書き手配書 10 幕末に「ストーブ」の図面描く——幕吏梨本弥五郎の発注文書 11 野村半島で和人が畑作——作った野菜を記録した「加賀屋氏大宝恵」 12 「唐人お吉」ならぬ「唐人たま」の記録——絵入りで残された「ライス箱館応援録」 13 新政府発足直後に小樽で暴動——旧幕府役人で記した「穂足内村騒立一件書類」 古文書コラム2——箱館の「遊女屋一覧表」 14 新政府の誕生と松前藩内の対立——箱館府知事・清水谷公考が詠んだ和歌 15 松前藩、血のクーデター——激動の時代を伝える「正議隊建白書」 16 箱館へ向かった榎本武揚の決意——江戸を脱走の直前、勝海舟らに便り 17 外国人の殺害・暴行を戒める——太政官が峠下集落に掲げた高札 18 判然としない土方歳三の最期——流れ玉説・戦闘説などあり遺体も不明 古文書コラム3——土方歳三の優しい文学 19 息子二人と戦死の覚悟——開陽丸機関長中島三郎助が妻に便り 20 アイヌ民族に寄り添う姿勢を地名に——松浦武四郎の蝦夷地名選定の上申書 21 漢詩で伝える開拓初期の様子——島義勇の「北海道紀行草稿」 22 大友亀太郎、開拓使へ仕官望まず——実母の看護が理由の“辞職願” 古文書コラム4——「宝庫」のナンバーワンは黒田清隆 23 仙台藩岩出山領の北海道移住——村の憲法「邑則」に込められた決意 24 移住者の草小屋に火を放つ——開拓判官・岩村通俊の「御用火事」の記録 25 「赤い星」のマークはいつ生まれた?——蛯子末次郎考案の「北辰旗」 26 定山渓温泉の開祖は公務員?——開拓使が美泉定山を採用した文書 古文書コラム5——美泉定山の死を伝える過去帳 27 村橋久成とサッポロビール——「開拓使麦酒醸造契約書」 古文書コラム6——村橋久成の「香典帳」 28 月三回、均一料金で全国に配達——北海道で郵便制度を始める布告案 29 課税強化で漁民の不満爆発——「檜山騒動」の発端となった嘆願書 30 幌内鉄道開業式のハプニング——皇族の訃報で急遽延期の電報 31 黎明期の道路名を知っていますか?——「触書案」が定めた札幌の通り名 32 幕末期から豊平川で渡し守——志村鉄一に対する刑法局の「御指令案」 33 屯田兵制度ができた理由とは?——「屯田兵備設置の建議」 34 函館で起きた外国人殺人事件——ドイツ領事暗殺を記した「断刑伺録」 35 大金で雇われたクラーク博士——開拓判官の外務丞宛の採用記録 36 樺太アイヌ冷遇で憤怒の退職——松本十郎の「職務御免奉願候書」 37 炭鉱開発が北海道開拓の主役に——榎本武揚の幻の調査報告「石炭山取調書」 38 尾張徳川家の入植と「ある事件」——開拓史の古文書「愛知県士族移住事件」 古文書コラム7——新選組の生き残り、永倉新八 39 函館で道内初の新聞発刊——北海道の新聞ことはじめ 40 囚人を酷使する集治監獄の建設——過酷な労働を決めた「北海道巡視意見書」 41 近代汚職の始まりを示す文書——「開拓史官有物払い下げ」の取り消し 42 「札幌県」「函館県」「根室県」があった——わずか四年間の北海道三県一局時代の記録 43 秩父事件の井上伝蔵の最期——死刑判決を受けても偽名で生き抜く 44 執念でできた国道一二号の原型——岩村通俊、高畑利宣の上川開発計画 45 幻に終わった上川離宮構想——永山武四郎に引き継がれた計画の上申書 46 日清戦争から生まれた第七師団——屯田兵制度の廃止を告げる「師団歴史」 47 道民には選挙権がなかった?——全道での投票が実現した「閣議決定書」 48 公衆電話を設置した白虎隊の生き残り——「北海道物産共進会事務及審査報告」 49 アイヌ民族を苦しめた悪法——「北海道旧土人保護法」をめぐる文書 50 知里幸恵に宛てた励ましの便り——金田一京助が『アイヌ神謡集』の出版に際して 51 脱獄魔から劇団の座長に転身——五寸釘寅吉の「釈放指揮書」 古文書から漂う歴史の匂い——あとがきに代えて 参考文献 人名索引 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 1934年北海道上砂川町生まれ。佛教大学文学部卒。北海道新聞社に入社し、道内各地を回る。在職中からノンフィクション作品を発表。退職後は札幌大学講師など。主な作品は『死の逃避行——満州開拓団27万人』『流氷の海に女工節が聴える』『咸臨丸 栄光と悲劇の5000日』『裂けた岬』『日本史の現場検証』『日本人の遺書 1858~1997』『古文書に見る榎本武揚——思想と生涯』『松浦武四郎 北の大地に立つ』など。北海道ノンフィクション集団代表。日本脚本家連盟北海道支部長。ほっかいどう学を学ぶ会顧問。
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〈ミリオンカ〉の女——うらじおすとく花暦
¥2,420
日露戦争前夜、函館で生まれた元娼婦の“令嬢”がゆく浦潮(ウラジオ)の迷宮街路〈ミリオンカ〉——。その〈静謐〉と〈暴力〉の風景を日本ハードボイルドのベテランが描く。名作『函館水上警察——ウラジオストクから来た女』の《正編》ともいえるもう一つの物語。 高城高 著 2018年3月刊 四六判/上製/438頁 本体2200円+税〔税込2420円〕 ISBN 978-4-909281-07-4 C0093 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 第一章 アドニス礼賛 一八九二年 第二章 ニンジンの花 一八九二年 第三章 氷上に咲く花 一八九二年 第四章 チェリョームハ冷え 一八九二年 第五章 イノバラの棘 一八九二年 第六章 ネコヤナギ芽吹く 一八九二年 第七章 真夏のストック 一八九二年 第八章 ジャスミン香る朝 一八九二年 第九章 コスモスの坂道 一八九二年 第十章 サラーナの花束 一八九二年 第十一章 曼殊沙華の墓場 一八九二年 第十二章 ぺんぺん草の名所 一八九二年 第十三章 サザンカ追想 一八九二年 あとがき —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 高城高(こうじょう・こう) 1935年、北海道函館市生まれ。東北大学文学部在学中の1955年、日本ハードボイルドの嚆矢とされる『宝石』懸賞入選作『X橋付近』でデビュー。大学卒業後は北海道新聞社に勤めながら執筆を続けたが、やがて沈黙。2006年『X橋付近 高城高ハードボイルド傑作選』で復活を遂げ、08年〈高城高全集〉を刊行。そのほかの作品に時代警察小説〈函館水上警察〉シリーズや、『夜明け遠き街よ』『夜より黒きもの』(いずれも東京創元社)、『眠りなき夜明け』(寿郎社)といった〈孤高の黒服・黒頭悠介〉シリーズがある。
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悲運のアンギャン公爵——フランス大革命、そしてナポレオン独裁のもとで
¥2,860
世界で独裁者が跋扈する時代、「怪物」ナポレオン以上に独裁政治の恐ろしさを教える人間はいない。疾風怒濤のフランス大革命、ナポレオン非情の独裁政治、そして悲恋——アンギャン公爵VSナポレオンの〈戦慄の歴史ドラマ〉が今ここに繙かれる。 2017年10月刊 四六判/上製/384頁 本体2600円+税〔税込2860円〕 ISBN 978-4-902269-98-7 C0022 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 第一章 コンデ家の人々 第二章 ロアン家の人々 第三章 大革命の兆し 第四章 気ままな亡命 第五章 王政の終焉 第六章 王弟殿下の約束 第七章 ロシアにおけるコンデ一族 第八章 エテンハイム 第九章 陰謀 第十章 最後の数時間 第十一章 訃に接するシャルロット 第十二章 ヴァンセンヌ事件ののち 第十三章 亡命の終り 第十四章 無実を叫ぶ人々 第十五章 遺書 第十六章 遠い記憶 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 クロード・パストゥール(Claude Pasteur) 1920年生まれ。フランスの女性ジャーナリスト、作家、歴史家。主にヨーロッパ諸国の古今の王侯貴族の人生や、歴史上の伝説的人物の生涯を描いた伝記作家として知られる。 1950年代から2001年にいたる執筆活動期間、歴史雑誌“Historia”をはじめとする定期刊行物に多数の原稿を寄せる一方、20余冊の書物を上梓。 【訳者略歴】 伊東冬美(いとう・ふゆみ) 1947年生まれ。学習院大学文学部フランス文学科卒業。フランス国立ナンシー大学文学部フランス語学・文学・文明科大学院博士課程修了。文学博士。関東学院大学名誉教授。
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句集 楡の東風[北海道くらしのうた3]
¥2,420
昭和29年から飯田蛇笏・龍太の〈雲母〉に参加し、平成の〈白露〉をへて大串章主宰の〈百鳥〉に至る61年間の俳句2500余りを収録。戦後北海道の〈不易流行〉を表象した一大句集。 野々村紫 著 2017年9月刊 四六判/上製/480頁 本体2200円+税〔税込2420円〕 ISBN 978ー4ー909281ー05ー0 C0092 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 氷下魚 昭和二九—三七年(一七九句) 雲母 昭和二九—平成四年(九六〇句) 白露・曜の会 平成五—七年(一六四句)/平成二七—二八年(四八句) 百鳥 平成七—二七年(一一五五句) 百鳥特集頁・コラム (四五句) 歳時記・俳壇など (四三句) —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 野々村紫(ののむら・むらさき) 1920年(大正9年)北海道生まれ。20代後半の療養中に俳句と出会い、伊藤凍魚〈氷下魚〉、飯田蛇笏・龍太〈雲母〉、大串章〈百鳥〉に師事。現在、『百鳥』同人、俳人協会会員。
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いわて星日和
¥1,870
ダウン症の娘とともに札幌から岩手県奥中山へ移り住んだ著者のイーハトヴな日々を綴った移住エッセイ。 有田美江 著 2017年8月刊 四六判/並製/272頁 本体1700円+税〔税込1870円〕 ISBN 978ー4ー909281ー04ー3 C0095 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 いわてに越して ショウガイジの母・初級 フキノトウのお味噌 シホの寮生活 南部の小絵馬 ねぶた祭りに出かけて 秋の藍染め 同窓会 温泉と星空と 友人と温泉と ネコマルと子猫たち 町内のカラオケ仲間 三春の滝桜 予防接種と母子手帳 新幹線が好き ふしぎな美容室 縄文公園祭り シホのパニック 二泊三日の黙想会 ハハ、トゲ刺さる 最強の火付け 集落のコンビニで冬 夏の暑さとちゃぶ台返し 沖縄旅行の思い出 ママ友、リヨコさん 思いがけないしあわせ マカオの座敷わらし 草刈りとシホの実習 シズクイシの桜 〈ゆりかごの巣〉 おばあさん わらび座を観て 盛岡の休日 賢治さんとアール・ブリュット 最後の春休み あとがき——ヤドリギ・ハハコ —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 有田美江(ありた・よしえ) 1954年北海道広尾町生まれ。藤女子短期大学国文科卒業。高校卒業まで北海道十勝地方の大樹町で育ち、その後2011年まで札幌市在住。 東日本大震災後、ダウン症の三女と共に岩手県一戸町東中山に移住。1994~2010年児童文学同人誌「まほうのえんぴつ」同人。2012年季刊詩誌『舟』(盛岡)同人となる。2004年小説「約束の町」(「まほうのえんぴつ」第23号)で第38回北海道新聞文学賞(創作・評論部門)を受賞。
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アカデミック・ハラスメントの解決——大学の常識を問い直す
¥2,200
理不尽な叱責や差別的発言、ネグレクト、長時間の実験の強要、不適切なオーサーシップによる研究成果の横奪……。広島大学ハラスメント相談室の相談員二人が大学や研究機関で起こっているさまざまな問題を取り上げ、具体的に解決するための方法を明かす。 北仲千里・横山美栄子 著 2017年8月刊 四六判/並製/192頁 本体2000円+税〔税込2200円〕 ISBN 978ー4ー909281ー00ー5 C0037 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに 第1章 アカデミック・ハラスメントとは何か 第1節 言葉の整理─キャンパス・ハラスメント、パワー・ハラスメント、アカデミック・ハラスメント 対策の法令はセクハラのみ 「相手が不快ならパワハラ?」ではない 強い叱責ばかりがパワハラ/アカハラではない 「加害」がなくても「被害」は起きうる 第2節 アカデミック・ハラスメントの世界 アカハラ問題をとくに掘り下げる意義 処分事由の変化 処分報道の例 第3節 教員の学生に対するアカデミック・ハラスメント 特徴① 尊敬や期待が裏切られるとき 特徴② 専門教育における教員の立場の強さ 特徴③ キャンパスの外にまで及ぶ教員の社会的影響力 第4節 研究者同士のアカデミック・ハラスメント 特徴① 相互評価による学会/学界運営 特徴② キャリアに長く影響を及ぼす 第5節 アカデミック・ハラスメントと向き合う 問題があることを直視しよう 良識ある大学人による「基準」づくりをしよう アカハラが起こる背景を見直そう 第6節 アカデミック・ハラスメントの具体例 学生の不幸─尊敬できない教員 研究室でのハラスメントやいじめ 研究者同士のハラスメントやいじめ コラム 研究者世界のピラミッド 第2章 相談員は見た! 知られざる学問研究の世界 第1節 学問分野のサブカルチャーとアカデミック・ハラスメント 研究中心の大学と教育中心の大学 研究文化の違い 第2節 理系のアカデミック・ハラスメント チームで行われる研究と教育 「発表せよ、さもなくば滅びよ」 典型例① ブラック研究室の「ピペド」 典型例② 長時間労働が当たり前 典型例③ 強い叱責、追い詰め 第3節 オーサーシップと研究倫理問題 誰が著者? オーサーシップ問題は「微妙な問題」の象徴 国際基準のルールはあるけれど 研究不正とアカハラの深い関係 第4節 教授がとても「偉い」ところ 小講座制が生んだピラミッド組織 「教授独裁型」という悪夢 小講座制は絶対悪? 第5節 医歯学部の医局講座制 医学部教授がとくに「偉い」理由 「医局」という不思議なシステム 万年助教の存在はハラスメント!? 第6節 文系でのアカデミック・ハラスメント 文系の研究スタイル ディープな関係、マインド・コントロール コラム 教育中心の大学でのハラスメント 第3章 アカデミック・ハラスメントへの対応 第1節 ハラスメント相談員の役割 被害の意味づけをする そこから抜け出す方法を考える 責任者に関係調整・環境調整の依頼をする 解決するまで面談を継続する 第2節 解決までのステップ1「助言・情報提供」 相談者自身で解決を図る 二次被害への怖れ 第3節 解決までのステップ2「通知」─行為者への注意・警告 通知パターン① 行為者に対する聴き取りを行った上で通知する 通知パターン② 簡単な事実確認だけをして通知する だれが「通知」をするか 通知を行う上で注意するべきこと 第4節 解決までのステップ3「調整」─人間関係や環境の改善 調整パターン① 相談者と行為者の引き離し 調整パターン② 上司や同僚、相談員による監視(モニタリング) 調整パターン③ 行為者による謝罪 調整パターン④ 当事者間での話し合いの援助(調停) 第5節 解決までのステップ4「苦情申し立て」 事実調査の進め方 調査に入る前に準備しておくこと 行為者に通知するとき 調査期間中の配慮 事情聴取の際の配慮 事実調査後の対応 結論が出るまでの期間 処分が決まったら─当事者への通知と処分の公表 第6節 再発防止のための取り組み─経験から学ぶ ほかにも被害が隠れていないかどうか調べる 実際に起きた事例をもとに啓発・教育・研修をする コラム 弁護士を活用する 第4章 ハラスメントをなくすために大学が取り組むべきこと 第1節 大学という組織固有の難しさ 自治の原則が閉鎖性を生む ハラスメントは大学のガバナンス問題 第2節 ハラスメントが起きにくい「体質」をつくる ハラスメントが起こりやすい組織 アクセスしやすい相談窓口 スキルのある専任の相談員をおく 大学間の環境の格差 第3節 研究不正にかかわるハラスメントにどう取り組むか 研究不正とハラスメントの関係 研究不正の起こりにくい土壌をつくる ローカルルールを超えて コラム 外部相談のメリットとデメリット アカデミック・ハラスメントに関する資料 大学院生の教育・研究環境に関するアンケート調査票の例 広島大学ハラスメント相談室規則 広島大学におけるハラスメントの防止等に関する規則 広島大学におけるハラスメントの防止等に関するガイドライン おわりに —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 北仲千里(きたなか・ちさと) 1998年、名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。1997年ごろより「キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク」設立にかかわる。2007年から広島大学ハラスメント相談室准教授。NPO法人全国女性シェルターネット共同代表。NPO法人性暴力被害者サポートひろしま代表理事を務める。共著に『身体、性、生—個人の尊重とジェンダー』(尚学社)などがある。 横山美栄子(よこやま・みえこ) 1992年、お茶の水女子大学大学院博士課程単位取得後退学。2004年から広島大学ハラスメント相談室教授、2005年から同相談室室長。NPO法人福岡ジェンダー研究所理事、NPO法人アジア女性センター理事、広島県情報公開・個人情報保護審査会委員、広島市ハラスメント対策委員を務める。共著に『そこが知りたい!パワハラ対策の極意』(西日本新聞社)などがある。
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「慰安婦」問題の境界を越えて——連合国軍兵士が見た戦時性暴力、各地にできた〈少女像〉、朝日新聞と植村元記者へのバッシングについて[寿郎社ブックレット3]
¥880
連合国軍兵士が見た戦時性暴力、各地にできた〈少女像〉、朝日新聞と植村元記者へのバッシングについて、北海道大学で行われたシンポジウムをまとめたブックレット。「慰安婦」問題の入り組んだ状況を解きほぐす。 テッサ・モーリス‐スズキ/玄武岩/植村隆 著 2017年7月刊 A5判/並製/108頁 本体800円+税〔税込880円〕 ISBN 978ー4ー909281ー03ー6 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 アジア太平洋戦争における日本軍と連合国軍の「慰安婦」⋯⋯テッサ・モーリス‐スズキ 「慰安婦」の新たな側面に光をあてる 連合国軍兵士の証言 インドの収容所の「慰安婦」 「公的史料は存在しない」論の意味 口述証言は信用できない? 中国とビルマの「慰安婦」 東南アジアの「慰安婦」 「慰安婦」のやさしさ 報酬に関する証言 オーストラリアの従軍画家の証言 イギリス士官、アメリカ情報局員の証言 「地獄の旅」 解放された「慰安婦」たちは 戦時性暴力研究の第一歩を 質疑応答 「想起の空間」としての「慰安婦」少女像⋯⋯玄武岩 少女像を訪れる人々 少女像への批判 植民地支配の記憶、反日ナショナリズムの象徴 少女像は「慰安婦」ではない? 碑石から少女の姿へ 集合的記憶の結晶 『帝国の慰安婦』の少女像批判 抵抗ナショナリズムの化身 誰の記憶か? すべては反日ナショナリズムへ 拡散する少女像 少女像のバリエーション 元「慰安婦」の絵 アートへの影響 記憶の破壊 カノン化する少女像 記憶と歴史、想起と忘却 少女像のリアリティ 少女像はどこへ トランスナショナルな「想起の空間」へ 終わらない「少女」の物語 ベトナムのピエタ像 戦時性暴力の罪を問う 少女像を見つめ返して 歴史修正主義と闘うジャーナリストの報告——朝日バッシングの背後にあるもの⋯⋯植村隆 二三年前の記事 元「慰安婦」女性の記者会見 五〇年の沈黙を破って 「週刊文春」で「捏造」と書かれる 産経新聞と読売新聞 「捏造」が否定されても 止まらないバッシング ニュース23の岸井発言 娘への脅迫 広がる応援メール 「無実」を証明するため 歴史修正主義の標的に アメリカへ講演に 海外の日本研究者が声明 河野談話の継承発展を ディスカッション「慰安婦」問題と越境する連帯⋯⋯テッサ・モーリス‐スズキ、玄武岩、植村隆、司会・水溜真由美 インタビュアーの無関心 『帝国の慰安婦』の評価 朝日・植村バッシングの背景 少女像の影と椅子 元ハンギョレ新聞記者からの問い 朝日の萎縮と沈黙 過去と現在をつなぐ像 韓国における記憶の継承 和解への誤解 日韓合意を越えて グローバルなつながりへ 日韓以外の取り組み あとがき —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 テッサ・モーリス‐スズキ(Tessa Morris‐Suzuki) 1951年イギリスサリー州ケーターハム生まれ。オーストラリア研究会議特別フェロー、オーストラリア国立大学特別栄誉教授。著書に『辺境から眺める——アイヌが経験する近代』(みすず書房、2000年)、『北朝鮮へのエクソダス——「帰国事業」の影をたどる』(朝日文庫、2011年)、『批判的想像力のために——グローバル化時代の日本』(平凡社ライブラリー、2013年)、『過去は死なない——メディア・記憶・歴史』(岩波現代文庫、2014年)、共著に『天皇とアメリカ』(集英社新書、2010年)、『海を渡る「慰安婦」問題——右派の「歴史戦」を問う』(岩波書店、2016年)他多数。 玄武岩(ヒョン・ムアン) 1969年生まれ、韓国済州島出身。北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授。著書に『韓国のデジタル・デモクラシー』(集英社新書、2005年)、『統一コリア——東アジアの新秩序を展望する』(光文社新書、2007年)、『コリアン・ネットワーク——メディア・移動の歴史と空間』(北海道大学出版会、2013年)、『「反日」と「嫌韓」の同時代史——ナショナリズムの境界を越えて』(勉誠出版、2016年)、共著に『興亡の世界史18——大日本・満州帝国の遺産』(講談社、2010年)、『サハリン残留——日韓ロ百年にわたる家族の物語』(高文研、2016年)など。 植村隆(うえむら・たかし) 1958年高知県生まれ。元朝日新聞記者、韓国カトリック大学客員教授。2014年3月朝日新聞社を早期退職、2010年4月早稲田大学大学院アジア太平洋研究科(博士後期課程)入学。2012年4月より16年3月まで北星学園大学非常勤講師。著書に『真実——私は「捏造記者」ではない』(岩波書店、2016年)、共著に『マンガ韓国現代史——コバウおじさんの50年』(角川ソフィア文庫、2003年)、『新聞と戦争 上下』(朝日文庫、2011年)。
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朝鮮人とアイヌ民族の歴史的つながり——帝国の先住民・植民地支配の重層性
¥2,420
戦時下の北海道で過酷な労働を強いられ逃げた朝鮮人をアイヌの人々は匿い続けた。丹念な調査から見えてきた知られざるマイノリティの歴史。〈近現代アイヌ史〉〈在日コリアン形成史〉に一石を投じる本。 石純姫 著 2017年7月刊 四六判/上製/208頁 本体2200円+税〔税込2420円〕 ISBN 978ー4ー902269ー99ー4 C0021 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに 第一章 前近代期における朝鮮人とアイヌ 第二章 近代期における朝鮮人とアイヌ 第三章 近代期の朝鮮人労務動員とアイヌ 第四章 記憶の表象の暴力 第五章 先住民支配と植民地主義 第六章 サハリンにおけるアイヌと朝鮮人 第七章 戦後におけるアイヌ民族と朝鮮人 第八章 帝国主義の残滓——忘却の力学 結び 聞き取り資料 あとがき —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 石純姫(ソク・スニ) 1960年東京生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、苫小牧駒澤大学国際文化学部教授。東アジア歴史文化研究所所長。大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員。
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北海道でがんとともに生きる
¥2,200
二人に一人ががんになり、三人に一人ががんで亡くなる時代。北海道在住のさまざまながんの体験者28人が書いた〈病気のつらさ〉と〈前向きに生きるコツ〉。がんに悩む人々に多くの示唆と勇気を与えてくれる本。 大島寿美子 編 2017年5月刊 四六判/並製/240頁 本体2000円+税〔税込2200円〕 ISBN 978ー4ー902269ー96ー3 C0077 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに Ⅰ がんと言われて Ⅱ 化学療法・放射線治療を受けて Ⅲ 家族・周りに支えられて Ⅳ 再発・転移を乗り越えて Ⅴ がんとともに生きるということ Ⅵ 北海道からエール——がん体験者座談会 体験の力、語りの力、言葉の力——あとがきに代えて —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【編者略歴】 大島寿美子(おおしま・すみこ) 1964年東京生まれ。千葉大学大学院理学研究科修了。北海道大学医学研究科修了(医学博士)。共同通信、ジャパンタイムズ記者を経て、北星学園大学文学部心理・応用コミュニケーション学科教授。NPO法人キャンサーサポート北海道理事長。
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草地と語る——〈マイペース酪農〉ことはじめ
¥2,750
自然に則った酪農経営がNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で紹介され、全国的に知られることとなった北海道中標津町の酪農家・三友盛行さんの〈マイペース酪農〉。その考え方と実践法を最新データからわかりやすく解説した注目のテキスト。 化学肥料と濃厚飼料を減らせば土・草・牛が蘇る! 近代日本の酪農のあり方を問い直し、三友農場の循環型酪農を解析する。 佐々木章晴 著 2017年3月刊 四六判/上製/248頁 本体2500円+税〔税込2750円〕 ISBN 978ー4ー902269ー97ー0 C0061 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 まえがき 第一章 草地に立つ 第二章 歴史を振り返る 第三章 風土は劇的に変わった 第四章 農学・農業技術は役に立つか 第五章 主体的に生きることと技術 第六章 マイペース酪農への気づき 第七章 三友農場の「一ha1一頭」の合理性 第八章 カギを握る「アルミニウム」 第九章 春施肥の意味 第一〇章 遅刈り、しかし適期刈り 第一一章 腐植、そして腐植酸 第一二章 永年草地を中心に回る経営 あとがき 主な参考文献 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 佐々木章晴(ささき・あきはる) 1971年、北海道別海町生まれ。12歳まで根釧地方で育つ。1995年、帯広畜産大学畜産環境科学専攻修了。専門は集約放牧による乳牛飼育技術に関する研究。95年4月より農業教員として主に栽培環境を担当し富良野農業高校・中標津農業高校などに勤務。2001年より〈マイペース酪農〉のモデルとされる三友農場の調査研究を行なう。2007年4月より当別高校園芸デザイン科教諭。著書に『これからの酪農経営と草地管理』(農文協)がある。
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北海道からトランプ的安倍〈強権〉政治にNOと言う[寿郎社ブックレット2]
¥770
民進党、共産党、社民党の現職国会議員の三氏を講師として、2016年9月から11月まで札幌で開かれた講座の内容をまとめた本。安倍政権による〈戦争法〉〈共謀罪〉などの強行に断固反対し、共闘する女性議員たちの明解で説得力のある〈ことば〉を収録。 徳永エリ・紙智子・福島みずほ 著 親子で憲法を学ぶ会 編 2017年2月刊 A5判/並製/88頁 本体700円+税〔税込770円〕 ISBN 978ー4ー902269ー95ー6 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに 安倍政権下での憲法改悪をみんなの力で止めよう⋯⋯徳永エリ 歴史に名を刻みたい安倍総理 憲法は国民に浸透しているか 日本国憲法は押し付けではない 憲法を否定する安倍総理 湾岸戦争で一兆円を拠出した日本 武力に求める積極的平和主義 理想を宣言した憲法前文 改憲草案の危ない前文 「最高法規」と「基本的人権」 国民自らが作り上げた憲法 「戦争放棄」を放棄するパロディー案 参院選挙で改正を争点にせず 一票の格差是正から改憲論議か 権限乱用の危険性が高い緊急事態条項 改憲勢力には考えのずれも 改正に向けた大まかな流れとは 憲法を学習する場を広めたい 今の改正論議に乗るべきではない 具体的なイメージを自ら描く 「立憲主義」とは憲法の枠の中で政治を進めること 誰のための政治なのかを考えよう 自分の主張を訴え続ける 市民と野党の力で暴走政治に立ち向かおう⋯⋯紙智子 11選挙区で野党統一候補が勝利 東北、北海道など農業県で勝利 市民と野党の結束が財産に 与党も野党共闘を警戒 日本の侵略を規定したポツダム宣言 ポツダム宣言を認めようとしない安倍総理 女性も投票して生まれた日本国憲法 平和憲法下で自衛隊が発足 詭弁だった集団的自衛権容認の根拠 恵庭事件と長沼ナイキ事件 せめぎ合いの中で生きてきた憲法 私が共産党に入党した理由 国家主義を打ち出す自民党改憲草案 基本的人権を蔑ろにする改憲草案 憲法審査会の問題点 破綻しているアベノミクス TPPに後ろ向きなアメリカ、前向きな日本 野党四党で15法案を共同提出 市民が国会議員を動かす 暮らしの中から憲法をもう一度見直そう⋯⋯福島みずほ 「日本を取り戻す」に違和感 憲法違反の「駆けつけ警護」 もし自衛隊から戦死者が出たら 自民党から発言の削除要求 国民を縛る自民党の改憲草案 国家主義を打ち出す「前文」 自民党による自民党のための憲法へ 「個人」よりも「国家」を尊重 24条に託したベアテさんの思い 9条で国防軍を設置 戦争が憲法違反でなくなる 内閣だけで法律がつくれる危険な「緊急事態」条項 未来永劫続くかもしれない緊急事態 「公益と公の秩序」を強調する草案 司法権にも手を付ける草案 憲法審査会を改憲の場にしない 生前退位も合区も改憲へつなげる まだ本当に実現されていない憲法の精神 おわりに —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 徳永エリ(とくなが・えり) 民進党参議院議員。1962年、札幌市生まれ、法政大学法学部法律学科(通信教育課程)中退。テレビリポーターなどを経て、2010年参議院議員選挙北海道選挙区で初当選、2016年7月に再選され現在2期目。農林水産委員会理事、沖縄北方問題特別委員会委員、憲法審査会委員。 紙智子(かみ・ともこ) 共産党参議院議員。1955年、札幌市生まれ、北海道女子短期大学工芸美術科卒業。2001年7月参議院議員選挙比例代表で初当選、2013年7月に再選され現在3期目。農林水産委員会理事、沖縄北方問題特別委員会委員、東日本大震災復興特別委員会理事など。 福島みずほ(ふくしま・みずほ) 社民党参議院議員。1955年、宮崎県生まれ、東京大学法学部卒業。弁護士を経て1998年7月参議院選挙比例代表で初当選し、2016年7月に再選され現在4期目。憲法審査会委員。2003~2013年社民党党首、2009~2010年内閣府特命担当大臣(男女共同参画等)を歴任。 【編者略歴】 親子で憲法を学ぶ札幌の会(略称・おやけん) 安倍政権が集団的自衛権を行使できるようにと動き出した2014年3月、札幌やその近郊で小学生や幼児の子を持つ親たちが「戦争のない社会を守り育てたい」との思いから、ゆるやかに結成した会。これまで元裁判官である高橋幸一氏の3回連続の講座や広島の被爆者の話を聞く会、山田正彦元農水大臣を招いたTPP学習会などを開いてきた。高橋氏の講座をベースとした『ダメなものはダメと言える《憲法力》を身につける』(寿郎社)を刊行している。
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北の学芸員とっておきの《お宝ばなし》——北海道で残したいモノ伝えたいコト
¥1,650
全道各地の博物館・資料館の学芸員たちが“おらが町のちょっとイイ話”“自慢の所蔵品”について熱く語った1冊。北の自然と文化と人間にまつわる選りすぐりの49編を集めた“北海道ウンチク本”の決定版。 北海道博物館協会学芸職員部会 編 2016年11月刊 四六判/並製/360頁 本体1500円+税〔税込1650円〕 ISBN 978ー4ー902269ー92ー5 C0039 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに 第1章 謎を秘めた北海道の生き物たち 第2章 プレート衝突が生み出した大地に眠るもの 第3章 天空に広がる星と月 第4章 ワイズユース・自然と人間の関わり 第5章 大地が育む人のおおらかさ・あたたかさ 第6章 北の大地で活躍した人々 第7章 北海道の戦争の記憶 第8章 地域に残る先祖伝来の風習 第9章 アイヌ語地名とアイヌ文化の伝承 第10章 遺跡から見えてくる古代の文化・風習 第11章 まちの記憶と文化を刻む古い建物や資料 あとがきに代えて —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【編者略歴】 北海道博物館協会学芸職員部会 北海道内各地の博物館・美術館・動物園・水族館等に勤務する学芸員有志が集う専門職集団。 北海道博物館協会(1961年〜)に属し、研修活動の場を通じて学芸職員としてのスキルアップと情報共有に取り組むと共に、学芸員それぞれの専門分野を生かして博物館相互の交流・連携を推し進めている。 1977年の設立で2016年に40周年を迎えた。会員数は約180名。
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低周波音被害を追って——低周波音症候群から風力発電公害へ
¥2,090
低周波音被害とは人間の耳には聞こえない低周波の空気振動が頭痛・吐き気・呼吸困難・しびれ等を引き起こす健康被害のこと。「聞こえないけど苦しい」と訴える被害者の救済に取り組んだ著者の40年の集大成。今後、より大きな問題となっていくであろう”知られざる公害”について書かれた衝撃の一冊。 汐見文隆 著 2016年10月刊 四六判/上製/240頁 本体1900円+税〔税込2090円〕 ISBN 978ー4ー902269ー94ー9 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 まえがき 序章 第1章 低周波音症候群——無視され続ける被害者たち 1 因果律の世界 2 メリヤス工場隣家の被害——最初の低周波音被害経験例 3 聴覚と左脳(言語脳) 4 大阪府八尾市・綿実油工場——私の次なる経験例 5 気導音と骨導音 6 低周波音被害——これでもまだ騒音被害と混同するのか 7 低周波音被害者は聴覚が鈍いのか? 8 低周波音被害のその後の姿とエコキュート 9 むすび 第2章 風力発電公害——超低周波空気振動症候群(風車病) 1 風力発電機の住民被害は低周波音被害では? 2 愛知県田原市・久美原風力発電所——どちらが悪い? 3 愛媛県伊方町・佐田岬半島——悲しい風車の一列縦隊 4 静岡県東伊豆町奈良本——住民の建築と幸福の破壊 5 むすび おわりに 追記 冤罪を問う —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 汐見文隆(しおみ・ふみたか) 1924年(大正13年)京都市生まれ。京都帝国大学医学部卒業後、内科医となる。和歌山赤十字病院第一内科部長を経て1965年和歌山市内で汐見内科を開業。和歌山県保険医協会理事(公害担当)、全国保険医団体連合会の公害環境対策部員を務めたほか、1972年より「和歌山から公害をなくす市民のつどい」の代表世話人となり、市民による公害問題の学習の場としての「公害教室」を31年間(166回)開催。1995年、低周波音公害の調査や公害被害者の救済活動で第4回田尻賞を受賞。 2016年3月20日、逝去。享年92。本書は遺稿。
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死ぬまで踊り続ける——花柳流から独立し北海道で〈嘉門流〉を立ち上げた舞踊家の半生
¥1,980
日本舞踊の名門・花柳流から独立し、郷里の北海道を拠点に新流派「嘉門流」を立ち上げた舞踊家・嘉門衛信が初めて語った“波乱万丈”の舞踊家人生。師から受け継いだ「大衆に語りかける踊り」とは何か? 嘉門衛信・安川誠二 著 2016年10月刊 四六判/並製/220頁 本体1800円+税〔税込1980円〕 ISBN 978ー4ー902269ー91ー8 C0073 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに 第1章 日舞への目覚め 第2章 内弟子時代 第3章 若きホープと呼ばれて 第4章 師・花柳徳兵衛 第5章 日本舞踊学校の設立とその借金返済 第6章 室蘭で創作舞踊 第7章 50カ国での日舞公演 第8章 嘉門流の誕生 あとがきに代えて 嘉門衛信 年譜 解説 参考・引用文献 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 嘉門衛信(かもん・えいしん) 本名・鳴海強。1945年(昭和20年)北海道室蘭市生まれ。1961年(昭和36年)15歳で舞踊家を志して上京、花柳徳兵衛師匠の内弟子として入門。68年(昭和43年)室蘭に帰京し「衛信の会」を主宰し、弟子を養成する傍ら、北海道をテーマとした創作活動を始める。2001年(平成13年)花柳流から独立し嘉門流を旗揚げする。現在、室蘭、八戸、札幌に舞踊研究所(教室)を開き、これまで指導した弟子は300人以上、師範は60人にのぼる。 1994年(平成6年)第1回室蘭市民芸術文化賞受賞、95年(平成7年)札幌市民芸術祭奨励賞受賞、2002年(平成14年)室蘭市より第1回「室蘭ふるさと大使」を委嘱、2008年(平成20年)第38回北海道版文化団体協議会賞受賞。札幌市在住。 安川誠二(やすかわ・せいじ) 1961年(昭和36年)東京都生まれ。業界紙記者、北海道新聞記者を経て、現在、ライター・編集者。「親子で憲法を学ぶ札幌の会」共同代表。共著に『ダメなものはダメと言える《憲法力》を身につける』(寿郎社)がある。
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泊原発とがん[寿郎社ブックレット1]
¥770
著者・斎藤武一が保健所で偶然手に入れた資料『北海道における主要死因の概要』——。その統計資料によると、泊原発が稼働してから【がん死亡比】がナンバー1の道内市町村は「泊村」であるという。2位は対岸にある「岩内町」、3位も近郊の「寿都町」……。事故が起きなくても放射性物質を出し続ける原子力発電所。泊原発の放射性物質は、風に乗り、雨に混じり、北海道各地に降り注いでいるのではないか!?〈泊原発とがん〉の関係について論じた衝撃のリポート。 斎藤武一 著 2016年10月刊 A5判/並製/86頁 本体700円+税〔税込770円〕 ISBN 978ー4ー902269ー87ー1 C0036 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 第Ⅰ部 泊原発周辺で〈がんの過剰死〉が起きている 1 〈泊原発とがん〉を調べるきっかけ 2 資料を読み解きわかった衝撃の事実 3 内陸より〈がん死〉が多い海沿いの町 第Ⅱ部 なぜ内陸部で〈乳がん死〉が増えているのか? 1 泊原発と〈乳がん死〉の関係について 2 泊原発が運転する前と運転した後の変化 3 札幌など五大都市の〈乳がん死〉 4 [追論]泊原発周辺のがん多発のさらなる要因について [巻末資料] —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 斎藤武一(さいとう・たけいち) 1953年、北海道岩内町生まれ。岩内町職員(保育士)を経て現在岩内町で学主塾を経営。市民団体「岩内原発問題研究会」代表。「泊原発の廃炉を求める訴訟」原告団長。「原子炉メーカーを糾弾する会」副代表。 泊原発から出る温排水の影響を調べるため1978年、25歳のときから岩内港の防波堤で水温観測を開始し、2016年現在も継続中。泊村の泊原発から海を挟んで6キロほどの距離にある地元岩内町で原発に反対し続ける。 著書に『【原発紙芝居】子どもたちの未来のために——とても悲しいけれど空から灰がふってくる』(寿郎社、2013年)、『海の声を聞く——原子力発電所温排水の観測25年』(七つ森書館、2003年)、『木田金次郎 山ハ空ヘモレアガル』(北海道新聞社、2007年)、『理想の保育園——障がい児は神様』(文芸社、2009年)がある。
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今日はそういう日[北海道くらしのうた2]
¥1,210
向かい風だってだいじょうぶ。そのうち風向きが変わるから。背中を押してくれるから——。富良野の穏やかな風が心をそっとなでてゆく、そんな癒しの詩集。 やすいなお子 著 2016年8月刊 四六判/並製/196頁 本体1100円+税〔税込1210円〕 ISBN 978ー4ー902269ー90ー1 C0092 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 春支度 始まりの季節 冷たい風 証拠 不器用 銀河鉄道 社会ノマド まる 輪 ぽぽたん 失くしもの ウルオウ 春夜風 それぞれのかたち 地図 発芽 伝達屋さん 愛おしい日々 あいさつ さんすう 一日一歩 ワタシ いちばんの 認めています その先 成長 ほか —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 1982年、北海道中富良野町生まれ。現在、富良野市在住。フリーター、夢ロゴアートインストラクター。 趣味はカフェめぐり、自然の声を聴く、書道、写真など。 日々の気づきや小さな幸せをあつめて言葉をつづっています。 第一詩集『一番前のまえならえ』(2007年、ありなゆんの筆名で)。
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札幌の映画館〈蠍座〉全仕事
¥4,950
札幌駅北口で1996年から2014年まで営業した名画座〈蠍座〉。その18年6カ月の間、館主田中次郎が書き続けた歯に衣着せぬ作品解説とコラムが人気の月間番組表〈蠍座通信〉を全号収録。映画ファン興奮必死の1冊。 田中次郎 著 2016年6月刊 B5判/上製/948頁+口絵4頁 本体4500円+税〔税込4950円〕 ISBN 978ー4ー902269ー89ー5 C0074 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 蠍座の18年と6カ月1 決意 蠍座の18年と6カ月2 迷走 蠍座の18年と6カ月3 転機 蠍座の18年と6カ月4 別れ あとがき 索引 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 田中次郎(たなか・じろう) 1952年、北海道岩見沢市生まれ。20代半ばより札幌市内の映画興行会社に勤務、計9館の支配人を経験する。1995年に映画興行会社を退社。約1年間の準備期間ののち札幌市北区に映画館〈蠍座〉を個人開業。18年6カ月のあいだ北海道内でただ1館の名画座仕様の映画館として活動するも、2014年12月30日をもって活動を終える
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