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かつて大きな街にも小さな町にも、住宅街のはずれや田畑の真ん中にも、ストリップという伝統芸の“小宇宙”があった⸺。元ストリッパーが愛してやまない街と人と劇場を訪ね歩いた踊り子自身による〈ピンク文化〉の風土記!
早乙女宏美 著
2024年12月刊
四六判/上製/238頁
本体2500円+税〔税込2750円〕
ISBN 978-4-909281-64-7 C0036
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【目次】
第1章 浅草
浅草との出会い/焼け野原から夢を売る街/浅草ストリップ/転換期/復活への望み
第2章 新宿
消失と再生の反復/額縁ショウから裸ショウへ/街の開発/変容する性/非合法化の流れのなかで
第3章 船橋
大戦景気と大震災/もっともハードな劇場と呼ばれて/さまざまな人間模様/復活をかけて
第4章 札幌
遊郭からの出発/引き揚げ者の街/北の楽園/一人の踊り子の舞台人生/人と人の交わりを求めて
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【著者略歴】
早乙女宏美(さおとめ・ひろみ)
1963年、東京生まれ。
1984年、日活ロマンポルノ『縄姉妹・奇妙な果実』(監督・中原俊)でデビュー。以降、『逆さ吊し縛り縄』(監督・片岡修二/新東宝)、『緊縛・SM・18才』(のちに改題『SMクレーン宙吊り』)(監督・片岡修二/新東宝)など約90本のポルノ映画に出演。1986年、ストリップ劇場デビュー。「オサダゼミナール」のM女役をへて1989年から自縛ショーを演じ、切腹を取り入れる。2007年までの21年間、特殊系の踊り子としてストリップ劇場に出演する。
著書に『性の仕事師たち』(河出文庫、1998年)、『ロマンポルノ女優』(河出文庫、2006年)など。写真集に『匂う蓮』(写真・池内功和/ヴァニラ画廊、2012年)など。早乙女モデル真剣懐刀「雪」完成(刀鍛冶・水木良光、2012年)。2014年、東京から札幌に移住。現在、パフォーマー。
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