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プルトニウムを消費するために下北半島に建設されている世界初のフルMOX原発〈大間原発〉。対岸の函館市でその建設反対運動にかかわってきた著者が”世界一危険な原発”大間原発の実相を自身の体験と地元の人々の言葉から描いた。日本のいまと未来を考えるための〈辺境〉からの現場報告。
野村保子 著
2015年3月刊
四六判/並製/296頁
本体1900円+税〔税込2090円〕
ISBN 978ー4ー902269ー76ー5 C0036
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【目次】
序章 豊かな海にあらわれた〈怪物〉
第1章 大間町訪問——二〇一二年八月
第2章 危険な原発を受け入れたまち
第3章 大間町で反対する人——熊谷あさ子さんの闘い
第4章 大間町で反対する人々——市民グループと漁師たちの闘い
第5章 対岸のまち函館の反対運動——〈ストップ大間原発道南の会〉ができるまで
第6章 裁判にいたる道
第7章 フルMOX原発の危険性
第8章 改良型沸騰水型軽水炉ABWRとは何か
第9章 危険な実験——初めてづくしの大間原発
第10章 なぜ大間町だったのか——“犠牲”となる下北半島
第11章 函館の反原発運動の広がり
第12章 大間原発の未来の姿
第13章 変わる大間町
終章 地方自治体が原発を止める——函館市の挑戦
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【著者略歴】
野村保子(のむら・やすこ)
北海道函館市生まれ。フリーライター。1980年代から無農薬野菜の共同購入グループに参加。1994年から反原発運動にかかわる。著書に『原発に反対しながら研究を続ける小出裕章さんのおはなし』(クレヨンブックス)がある。
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