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世界のひきこもり

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ぼそっと池井多著

いじめ、うつ病、虐待、貧困……共通因子が見えてくる、ひきこもり歴35年の著者によるネットを通じた驚天動地の対話集。ひきこもりは日本特有の現象でも〈甘え〉によるものでもなかった!? 世界13カ国の当事者の声を聞け。

【目次】
●はじめに――地面を掘って国境を越える
●フランスのひきこもりギードの場合……「ぼくは孤独が好きなんだ。パソコン、ベッド、安らぎがあれば十分さ。」
●フランスのひきこもりテルリエンヌの場合……「ひきこもりになんて、なりたくなかった。」
●中国のひきこもり
●アメリカの元ひきこもりショーン・Cの場合……「“伝統的な男性性”をぼくに期待するパパは敵だと思った。」
●アレゼンチンのひきこもりマルコ・アントニオの場合……「いじめる側を擁護する学校なんてごめんだ。」
●インドのひきこもり
●インドの元ひきこもりニティンの場合……「私たちは自分自身になるために少し時間が必要なだけなのです。」
●イタリアの社会心理学者マルコ・クレパルディとの対話……「彼らを助けたい、いや、『ぼくら』を助けたいのです。」
●父との最後の電話
●パナマ共和国のひきこもりヨスーの場合……「ぼくはゴミだ。カスだ。負け犬だ。このままでは死んでしまう。」
●フランスのひきこもりアエルの場合……「ひきこもりになってぼくはようやく自分を生き始めた。」
●スウェーデンのひきこもり
●バングラデシュのひきこもりイッポの場合……「ぼくは自分で自分を部屋に監禁するようになったのさ。」
●フィリピンのひきこもりCJの場合……「日本のひきこもりはなんて恵まれているんだ!」
●カメルーンの元ひきこもりアルメル・エトゥンディの場合……「解決や成功を得る場所は、“社会”の中だけとは限らない。」
●北朝鮮のひきこもり
●フランスのひきこもりジョセフィーヌの場合……「醜くて、軽蔑に値して、病的であるのは社会の方よ。」
●台湾の映画監督盧德昕との対話……「ひきこもりにとって理想的な世界はどんなものですか。」
●おわりに――ひきこもりのインタビュー論

【著者略歴】
1962年、横浜生まれ。東京都下在住。ひきこもり当事者や経験者の声を発信するメディア「ひきポス」の編集委員。
大学卒業を目前に控えた就職活動中にひきこもり始め、以後、形態をさまざまに変えながら断続的に35年ひきこもっている。
2017年、世界ひきこもり機構(GHO)を創設。近年は、長期化・高齢化したひきこもり当事者とともに、家族の語らいの場「ひ老会」や「ひきこもり親子公開討論」を主催している。

四六判並製288頁(2020年10月30日発行)

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