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土器や土偶が奇妙奇天烈に見えるのは“彼ら”の造形技術が拙いからではなく人類の根源的な思考方法で表現されているからだ——。北海道考古学会会長が心理学や文化人類学・宗教学を駆使して縄文人の“こころ”に迫る。6刷のロングセラー。
大島直行 著
2014年1月刊
四六判/並製/280頁
本体1800円+税〔税込1980円〕
ISBN 978ー4ー902269ー67ー3 C0020
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【目次】
はじめに
第Ⅰ章 縄文人のものの考え方
第Ⅱ章 縄文人のものづくり原理
第一節 縄文土器は本当に鍋か
第二節 土偶のワキはなぜ甘い
第三節 石斧の色はなぜ緑なのか
第四節 貝輪をはめるのはなぜ女性なのか
第Ⅲ章 縄文人の大地のデザイン原理
第一節 死者はなぜ穴に埋めるのか
第二節 竪穴住居になぜ住むのか
第三節 ストーンサークルはなぜ円いのか
第四節 環状土籬は土木工事か
第五節 貝塚はゴミ捨て場なのか
第六節 水場遺構で何が行なわれたのか
第七節 火災住居は単なる火事か
第Ⅳ章 縄文人の神話的世界観
第一節 縄文人の世界観
第二節 月のシンボリズムの行方
第三節 縄文文化の本質
あとがき
参考文献
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【著者略歴】
大島直行(おおしま・なおゆき)
1950年(昭和25年)、北海道標茶町生まれ。東洋大学文学部史学科卒業。伊達市噴火湾文化研究所長。札幌医科大学客員教授(医学博士)。従来の考古学の枠を越え、脳科学や心理学・文化人類学・宗教学・民俗学などを援用した考古学研究に挑む。縄文文化を新たな視点で読み解き、縄文文化の高い精神性に着目した研究を展開する一方、その成果を普及・啓発するため、北海道各地において「市民縄文会」を設立。北海道考古学会会長、日本考古学協会理事、日本人類学会評議員を歴任。
著書に『縄文人はなぜ死者を穴に埋めたのか』『縄文人の世界観』(以上、国書刊行会)、『対論・文明の原理を問う』(麗澤大学出版会)。
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