









近現代アイヌ文学史論⸺アイヌ民族による日本語文学の軌跡〈現代編〉
¥3,190 税込
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絶えまない逆境を乗り越えて、発展を遂げてきた現代アイヌ文学。その戦後から今日までの軌跡に光を当てる。
小説、評論、エッセイ、詩歌、自伝、新聞、雑誌、同人誌⸺〈近代編〉と併せて1000頁を超える在野研究の金字塔、完結。
須田茂 著
2025年9月刊
四六判/並製/564頁
本体2900円+税〔税込3190円〕
ISBN 978-4-909281-68-5 C0095
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【目次】
はじめに
第1章 戦後のアイヌ文学の幕開け⸺言論活動の復活
一節 高橋真と『アイヌ新聞』の挑戦
二節 『北の光』と新生北海道アイヌ協会
三節 進駐軍とアイヌ民族の言論活動
第2章 知里真志保の業績と影響
一節 知里真志保の「アイヌ系日本人」論
二節 アイヌの人たちの知里真志保像
三節 知里真志保と近現代アイヌ文学
四節 現代アイヌ文学への貢献
第3章 現代小説の台頭
一節 鳩沢佐美夫(一九三五〜一九七一)
二節 上西晴治(一九二五〜二〇〇九)
三節 鳩沢佐美夫と上西晴治の交錯
第4章 一九七〇年代のアイヌ文学の展開
一節 「対談 アイヌ」以後の『日高文芸』
二節 「葦の会」と『葦の会だより』
三節 新聞『アヌタリアイヌ⸺われら人間』
四節 佐々木昌雄の仕事
五節 一九七〇年代のアイヌ著述家群像
六節 同人誌『北方群』
第5章 脱植民地化への挑戦
一節 結城庄司(一九三八〜一九八三)
二節 荒井源次郎(一九〇〇〜一九九一)
三節 海馬沢博(一九一九〜一九八七)
第6章 「エカシ」たちの復活とその仕事
一節 森竹竹市・貫塩喜蔵の復活
二節 山本多助(一九〇四〜一九九三)
三節 貝澤正(一九一二〜一九九二)
四節 葛野辰次郎(一九一〇〜二〇〇二)
第7章 337
萱野茂の仕事
第8章 351
アイヌ民族による現代詩歌
一節 現代詩
二節 短歌
三節 俳句
第9章 多様化する現代アイヌ文学
一節 自伝文学の活性化
二節 児童文学の広がり⸺絵本と童話
三節 一九八〇年代以降の主なアイヌ文学の著作
第10章 現代アイヌ文学についての試論
一節 現代アイヌ文学とは何か
二節 現代アイヌ文学の潮流
三節 世界の先住民族文学との比較
四節 アイヌ文学の展望
あとがき
主な参考文献
近現代アイヌ文学史年表(一八六六〜二〇二二)
文献索引
人名索引
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【著者略歴】
須田茂(すだ・しげる)
1958年東京都生まれ。学習院大学法学部政治学科卒。民間企業に勤務する傍ら明治以来の近現代のアイヌ文学を研究。著書に『近現代アイヌ文学史論⸺アイヌ民族による日本語文学の軌跡〈近代編〉』、共著に『札幌地方同人雑誌作品選集 第1集』『北海道同人雑誌作品選集 第2集』がある。北海道文化財保護協会会員。神奈川県川崎市麻生区在住。
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